
Battlefield Studiosは、新たな公式ブログシリーズ「Battlefield Combat」を開始した。シリーズでは『Battlefield 6』と『Battlefield REDSEC』の戦闘システムをテーマに、開発チームが設計思想や今後のアップデート内容を詳しく紹介していく。
第1回はガンプレイを取り上げ、銃器の挙動やキルタイム(TTK)、ダメージ倍率などの調整内容を公開した。これらの変更は、6月30日に配信予定のシーズン3アップデート「ハイバリューターゲット アップデート1.3.3.0」で『Battlefield 6』と『REDSEC』へ反映される。
Battlefield Studiosのシニアプロデューサー、デイビッド・サーランド氏とプリンシパルゲームデザイナーのフロリアン・ル・ビアン氏によると、サービス開始以降、Battlefield Labsとライブ環境で集まったプレイデータやコミュニティーからのフィードバックを分析しながら、両タイトルの調整を続けてきたという。これまでは過去最大規模のマップ「レールウェイ・トゥ・ゴルムド」や、『REDSEC』のランクプレイといったコンテンツへ反映してきたが、今回はシリーズの土台となる戦闘システムそのものを見直す。
反動や弾道、ダメージ倍率を調整。狙った場所へ当てる技術がより重要に
アップデートでは、武器全体の反動パターンを調整する。これまでは武器によって反動の方向や強さにばらつきがあり、扱いにくいものもあった。アップデート後は反動が一定になり、プレイヤーがコントロールしやすくなるという。
一方で、初弾以降の弾の拡散はわずかに大きくなる。遠距離ではフルオートで撃ち続けるよりも、バースト射撃やタップ撃ちを使い分けたほうが命中率を維持しやすい。近距離では引き続きフルオート射撃が有効となる。
弾道性能も見直される。多くの武器、とくにSMGでは銃口初速を引き下げるほか、弾丸の空気抵抗も調整する。150メートルを超える距離では弾速が落ちやすくなり、弾道も大きく落下するため、敵の移動を読んだ射撃や距離に応じた照準合わせがこれまで以上に求められる。
近距離戦闘のTTKは200~300ミリ秒を基本とする方針を維持する。この数値は『Battlefield 3』『Battlefield 4』と同程度で、複数の敵を相手にした状況でも立ち回り次第で勝てる余地を残すことを狙っている。
その一方で、平均的なTTKはやや長くなるよう、身体部位ごとのダメージ倍率を変更する。ショットガンとサブウェポンを除くすべての武器で腕、脚、下腹部へのダメージを減らし、それらの部位だけに命中した場合は、敵を倒すまでに通常より1発多く必要になる場面が増える。一方、自動メインウェポンではヘッドショット倍率を引き上げ、頭部や胸部を正確に狙ったプレイヤーが有利になるよう調整した。
スナイパーライフルについても身体部位ごとのダメージ差を拡大する。さらに、一定距離で一撃必殺級の威力を発揮する「スイートスポット」の有効距離を短縮し、武器ごとの個性をより明確にした。
変更後のスイートスポットは以下の通り。
- SV-98:54~75メートル(従来54~90メートル)
- M2010 ESR:75~100メートル(従来75~120メートル)
- PSR:90~120メートル(従来100~150メートル)
- L115:100~133メートル(従来120~175メートル)
- Mini Scout:変更なし(スイートスポットなし)
武器カスタマイズにも調整が入る。ホローポイント弾や合成先端弾を装着すると、自動武器のヘッドショット倍率は従来の1.57倍から最大1.8倍まで上昇する。ただし、壁やオブジェクト、プレイヤーを貫通する性能は低下するため、高い火力と引き換えに貫通性能を失うことになる。
今後はビークルやガジェットも紹介。シーズン4では海戦を予定
Battlefield Studiosは今回の調整について、武器選びやアタッチメントの構成、プレイヤー自身の射撃技術がこれまで以上に戦闘結果へ反映されるゲームプレイを目指したものだとしている。
今後の「Battlefield Combat」では、ビークルやガジェットなどもテーマに取り上げ、開発チームが設計思想や調整内容を順次紹介する予定だ。
現在はシーズン3として「レールウェイ・トゥ・ゴルムド」や「カイロ・バザール」などのコンテンツを配信しており、続くシーズン4では海戦コンテンツの実装を予定している。開発チームは今後もプレイヤーから寄せられるフィードバックをもとに、戦闘システムの改善を続けていく考えだ。
(画像:Electronic Arts)
