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「macOS Sierra」の「オートログイン(Auto Unlock)」機能は2013年以降に発売されたMacのみ利用可能

本日、開発者向けに「macOS Sierra beta 2」がリリースされ、Apple Watchを利用してMacのロックを解除する「オートログイン(Auto Unlock)」機能が利用できるようになった。

この「オートログイン」機能が実装されたことで、「Apple Watch」を持っているMacユーザーは、Macを開く時にいちいちパスワードを入力する必要がなく便利になるはずなのだが、ユーザーによっては同機能を利用できない可能性がある。

AAPL Ch.によると、同機能のシステム要件が少し厳しいものになっていることが明らかになっている。早速確認してみよう。

「オートログイン」機能を利用するには3つのデバイスが必要だ。まずはロックを解除させるMacだが、これは2013年以降に製造されたMacでないとそもそも同機能を利用することができない。

そして、お次はロックを解除するための「Apple Watch」、さらに「Apple Watch」を利用するためには「iPhone」が必要だ。そして、これらの3つのデバイスには最新OSとなる「macOS Sierra」「watchOS 3」「iOS 10」が搭載されていなければならない。

これらの最新OSが搭載できるのはそこそこ新しい端末のみ。そして、Macは2013年以降に製造されたものでなければならないので、ある意味「オートログイン」機能を利用するには、比較的新しいApple製品を一通り揃えているユーザーでなければ利用できないということになる。

僕が持っているMac製品は、昨年発売された「iMac」が1台と数台の「MacBook Air  / MacBook Pro」なのだが、確認したところ、このうち同機能が利用できるのは「iMac」と1台の「MacBook Pro」のみだ。その他では残念ながら利用できないという悲しい結果に。

どうしても「オートログイン」機能が使いたいというユーザーは、Continuity Activation Toolといったツールを使って無理矢理利用するという方法もあるが、これを良い機会だと思って新しい端末を用意することを検討した方がいいかもしれない。ちなみに、「macOS Sierra」のシステム要件は以下の表の通りとなっている。

  macOS Sierra オートログイン機能利用可能
MacBook Late 2009以降 2013年以降
MacBook Air 2010以降
MacBook Pro 2010以降
iMac Late 2009年以降
Mac mini 2010年以降
Mac Pro 2010年以降

また、「iOS 10」は「iPhone 6s / 6s Plus」「iPhone 6 / 6 Plus」「iPhone SE」「iPhone 5s / 5c / 5」がインストール可能だ。

この表を見ると、「macOS Sierra」へのアップデートは出来ても「オートログイン」機能が使えない端末はかなり多そうだ。自分の端末が同機能に対応しているかどうかはしっかりとチェックしておこう!

[ via AAPL Ch. ]