｢ROG Phone 8｣ シリーズが5月17日に国内発売。3エディション展開で価格は約16万円〜

ASUS JAPANは5月15日、ゲーミングブランド ｢ROG｣ の新型ゲーミングスマートフォン ｢ROG Phone 8｣ シリーズの国内発売を発表した。

ラインナップは ｢ROG Phone 8｣ ｢ROG Phone 8 Pro｣ ｢ROG Phone 8 Pro Edition｣ の3種類で、希望小売価格はそれぞれ159,800円、179,800円、219,800円 (いずれも税込) 。

いずれのモデルも本日から予約受付を開始し、5月17日に発売する。早期購入者向けにアクセサリの割引キャンペーンなども実施予定だ。

小型・軽量化、性能も強化された新型ゲーミングスマホ ｢ROG Phone 8｣

｢ROG Phone 8｣ シリーズは、ASUSがROGブランドから展開しているゲーミングスマートフォンの最新モデル。海外では、今年1月に米ラスベガスで開催された ｢CES 2024｣ にあわせて発表されており、今回は国内発売が決定したかたちだ。

高性能プロセッサや強力な冷却システムにより、快適なゲーム体験を実現する｢ROG Phone 8｣ シリーズ。国内販売モデルは、初のおサイフケータイに対応するなど普段の生活においても、使いやすいスマートフォンを目指して作られた。

本体のサイズは3モデルとも共通で、高さ163.8 × 幅76.8 × 奥行き8.9mm、重量は225g。先代モデルからわずかに小型・軽量化した。

デザインは先代モデルから刷新され、ベゼルがより狭くなり、フロント全面がほぼディスプレイに。フロントカメラはパンチホール式で搭載されるようになった。また、シリーズ恒例となっている側面の超音波タッチセンサー ｢AirTrigger｣ は引きつづき搭載する。

背面のデザインは、｢ROG Phone 8｣ と ｢ROG Phone 8 Pro／8 Pro Edition｣ で異なる。

｢ROG Phone 8｣ には、色やライティングパターンをカスタマイズできる ｢Auraライト｣ が引き続き搭載。LEDの数は先代モデル比で2倍になっていて、より滑らかな表示を実現した。

｢ROG Phone 8 Pro／8 Pro Edition｣ は、様々なアニメーションを表示できる ｢AniMe Vision｣ を搭載する。

時計や天気、バッテリー残量を表示できるほか、カメラでセルフタイマーを使って撮影する際に、被写体側の人にあと何秒で撮影するかを表示するというユニークな使い方もできる。文字を表示することもでき、半角20文字まで入力可能だ (英語のみ対応) 。

カラーラインナップは、｢ROG Phone 8｣ のみファントムブラックとレベルグレーの2色展開で、｢ROG Phone 8 Pro／8 Pro Edition｣ はファントムブラック1色のみ。

画面には6.78インチのLTPO AMOLED ディスプレイが搭載。解像度は2,400×1,080ドット (フルHD+)、アスペクト比は9:20。リフレッシュレートは最大165Hzで、1〜120Hzの可変リフレッシュレートに対応する。ピーク輝度は2500ニト。

SoCは ｢Qualcomm Snapdragon 8 Gen 3 モバイルプラットフォーム｣ を搭載し、CPU性能は約30％、GPU性能は約25％向上。最大24GBの高速なLPDDR5Xメモリと、最大1TBの大容量ストレージ (UFS 4.0) も搭載する。

｢ROG Phone 8｣ シリーズは、SoCを端末中央に配置し、それを囲むようにバッテリーを左右に配置する ｢センターレイアウト｣ を採用したことで、本体を横向きで持ってゲームをプレイしたとしても熱を感じにくい設計になっている。

また、本体内部の冷却システムは ｢GameCool 8 冷却システム｣ に進化。SoCを全方位から冷却する ｢360° SoC Cooling System Gen 2｣ の採用により、先代モデルに比べて冷却性能が20％向上している。

さらに、別売りアクセサリの外付けクーラーユニット ｢AeroActive Cooler X｣ を装着することで、より強力に本体を冷却可能だ。｢AeroActive Cooler X｣ は、先代に比べて10％軽量化と29％小型化を実現したにもかかわらず、冷却ファンの回転数が1.1倍高速化し、ペルチェ素子も2.6倍になったことで、冷却性能が1.2倍向上した。

また、ゲームプレイを快適にする機能として、ゲーム時のパフォーマンスを高める ｢Armoury Crate｣ や、計26個の便利なアシストツールを使用できる ｢Game Genie｣ のほか、ゲームをバックグラウンドで実行する ｢バックグラウンドモード｣ 、ゲーム内のテキストデータをキャプチャーできる ｢AI Grabber｣ などの便利機能も搭載する。

本体には、空間オーディオ技術 ｢Dirac Virtuo｣ による3Dサウンドやハイレゾに対応したデュアルスピーカーを内蔵し、大迫力のステレオサウンドを実現。また、Qualcomm aptX AdaptiveおよびaptX Losslessにも対応しており、超低遅延・高再現度のBluetoothオーディオを体験できる。さらに、3.5mmのイヤホンジャックも引き続き搭載しており、有線イヤホンを利用できる。

日常ユースにこだわった ｢ROG Phone 8｣ シリーズは、カメラ性能も従来より向上している。

背面には広角・超広角・望遠のトリプルカメラを搭載。メインの広角カメラには、5,000万画素のソニー製のイメージセンサーを採用。6軸のハイブリッドジンバルスタビライザー3.0により、移動しながらの撮影などでも手ぶれを抑え、くっきりとした写真やビデオを撮影可能だ。

超広角カメラでは、レンズの歪みを抑えた自然な写真が撮影できる。画素数は1,300万画素。

そして、ユーザーからの要望を受けて望遠カメラが搭載。画素数は3,200万画素で、3倍の光学ズームと最大30倍のデジタルズームに対応する。

インカメラは3,200万画素で、1倍と0.7倍の2種類の倍率を切り替えて使用可能。

バッテリー容量は5,500mAhで、動画ストリーミングは最大22.7時間、SNSブラウジングは最大17時間利用可能。65Wの有線急速充電に対応しており、約39分で満充電できるとしている。

本体には充電用のType-Cポートが2ヶ所に用意されているため、横向きで充電しながらゲームをプレイしていても、ケーブルが邪魔になりにくい。

また、｢ROG Phone 8｣ シリーズは初のQi規格のワイヤレス充電(最大15W)に対応。有線充電のほうが充電速度は速いが、充電器の上に置くだけで手軽に充電できるというメリットが享受できる。

防水・防塵性能はIP65/68相当に準拠。生体認証は、画面内指紋認証と顔認証に対応する。SIMスロットはnanoSIM×2。

国内販売モデルに関しては、FeliCaに対応したことで初めておサイフケータイが利用可能に。駅の改札や店舗のレジで本体をかざすだけで決済できるようになり、メイン機としても使いやすくなった。

｢ROG Phone 8｣ シリーズは本日から国内で予約受付が開始されており、5月17日に発売予定。それぞれのモデルのメモリとストレージ容量、価格は以下 (価格はいずれも税込) 。

最上位モデルの ｢ROG Phone 8 Pro Edition｣ は、外付けクーラーユニット ｢AeroActive Cooler X｣ が同梱する数量限定モデルとして販売する。｢AeroActive Cooler X｣ は12,480円(税込)で別途購入可能だ。

｢ROG Phone 8｣ シリーズの発売を記念して、｢ROG Phone 8｣ シリーズと対象アクセサリの同時購入で、アクセサリーが15％オフになるキャンペーンが実施する。対象ストアはオフィシャルオンラインストアの ｢ASUS Store｣ で、対象期間は7月31日(水)23時59分まで。対象アクセサリーの一覧はこちらのリンクから確認可能だ。

また、｢ROG Phone 8｣ もしくは ｢ROG Phone 8 Pro｣ をASUS Storeで購入したユーザーには、オリジナルバッグ ｢ROG SACKPACK｣ が先着順・数量限定でプレゼントされる。