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ASUS台湾本社に潜入。高性能PC・スマートフォンが生まれてくる場所はどんなところ?充実の社員食堂で一人鍋も食べてきました

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「Zenfone」 や 「Zenbook」 などの高性能PC・スマートフォンを作っていることで知られるASUSは、日本の報道陣を台湾ASUS本社に招き、ノートPCの2023年春夏モデルを発表した。

新製品発表会にあわせて台湾ASUS本社のプレスツアーが開催。プレスツアーでは新本社および品質チェックセンター (QTC) を見学することができたので、当記事ではASUS本社の内部の様子をレポートしたい。

ASUS台湾本社ツアーに参加

台湾ASUS本社は、台湾最大の都市 「台北」 の北に位置する北投区にある。台北の中心地から車で30〜40分ほどの位置にあり、台北松山空港および桃園空港へも1時間以内でアクセスできるそうなので、国内・海外出張にもすぐに出られる便利な位置だったように思う。

この新社屋は、2019年11月より運用が開始されたとのこと。新社屋ということもあり、中はカッコいい現代風デザインでピカピカ。エントランスホールは吹き抜けになっていて、開放感がある作りに。フロアには ”ASUS” の名前の由来であるペガサス (Pegasus) の模様が描かれている。

天井は天窓になっており、太陽の日差しがエントランスに差し込む設計になっている。これは電気を使わずにエントランスが明るくなるようにという、ASUSの環境負荷を軽減する取り組みの一環。

また、本社屋上にもソーラーパネルが設置してあり、本社内で使用する電力の一部を太陽光発電で補っていたり、雨水を再利用するなど、様々な取り組みが行われているとのこと。

エントランスホールの裏側には、社訓や各種受賞トロフィーが展示されている。

エントランスの左右両サイドには、ASUSがこれまでに開発してきた製品の一部が展示されている。ランボルギーニとのコラボで生まれた 「ASUS-Lamborghini Collection」 や、木製の 「U2 Bamboo Notebook」 。

さらには、ASUS初のノートPC 「P6300」 も展示されていた。1998年にミール宇宙ステーションの船内活動に使用されたノートPCで、他社のラップトップがオーバーヒート等で故障するなか「P6300」 は最後まで正常に動作し続けた。

スマートフォンだけでなく、キーボードドックと合体することでノートブック化できる 「PadFone」 なども。ASUSマニアには垂涎ものののガジェットばかりが展示されている。

社員の憩いの場であるカフェテラスもこの充実ぶり。3階に位置するこのフードコートには複数のご飯屋さんが入っていて、その日のキブンで食事を選ぶことが可能。セブンイレブンやスターバックスもある。

今回お昼休みの時間に、実際このフードコートを利用してご飯を食べることができた。

利用した店舗は、台湾でお馴染み 「石二鍋」 の系列店 「12MINI」 という鍋料理のお店。

一緒にご飯を食べた方は、スタンダードな經典原味鍋 (昆布ベースの和風野菜スープ鍋) +牛肉をチョイス。ちょっぴり味見させてもらったが、お野菜と牛肉の味がしっかり出ててとても美味しかった。

そして筆者は、起司奶奶鍋 (ミルクベースのチーズ鍋+豚肉) を選択。見た目どおりまろやかな味わいで、こちらも經典原味鍋に負けないくらい美味しかった。うどんとセットで202台湾ドル (約900円) と安かったので、今度来たときもまた食べたいと思った。

この新本社では6,000人以上の従業員が働いているとのこと。お昼時はかなり混雑するようで、しかもこの日は日本の取材陣が90名近く来ていたため、カフェテリアは大混雑。お騒がせいたしました。

ちなみに、この日の台北の気温は32℃と、日本なら7〜9月頃の気温。ツアー中は半袖が快適だったが、台湾は建物内は割と冷え冷えなので寒がりの人は一枚羽織れるものを持ってきたほうが良いだろう。

4階には、ジムやレクリエーションスペースが用意されていた。仕事終わりにジムで身体を鍛えたり、休憩時間にエアホッケーやビリヤードに興じてみたり、社員のリフレッシュは本社内でできてしまうようだ。撮影はNGだったがシャワールームもあるとのことなので、出勤や運動後にかいた汗を洗い流すこともできるそう。羨ましい。

本社ツアーでは、ASUS製品の品質管理をする 「品質チェックセンター (QTC)」 も見学することができた。 社外秘のエリアとなるため記者による撮影はできなかったものの、ツアー後に広報の方から写真をいただいたものを掲載しておく。

上記は気温/湿度テストの様子。低温から高温、低湿度から高湿度まであらゆる環境下でも平常通り作動するようテストしている。

上記は落下テスト。ユーザーの使用状況を想定し、様々な角度や高さ、落とす表面などをテストしている。

上記は振動テスト。出荷作業や振動環境を想定し、その想定下でも平常通り作動するかをテストしている。

上記が衝撃テスト。製品が衝撃を受けることを想定し、製品の構造や外殻が内部部品を保護できるかテストしている。

当日は見ることができなかったが、このほかにもヒンジテストやキーボード・周辺機器の耐久テスト、パネル精度テスト、ノイズ・オーディオテストなどが実施されているとのこと。

以上が、ASUS本社ツアーのほぼ全容だ。見学できたエリアは本社のほんの一部だったものの、日本でもASUSは有名ながら実際に本社を訪れることができた人はほとんどいないとのことだったので、今回のプレスツアーはとても貴重な機会だったと思っている。

グローバル規模で製品を販売している企業ということもあり、とても働きやすそうなオフィスだったというのが率直な感想だ。ちなみに本社ビルのすぐ隣にはコストコがあったため、社員全員がコストコ会員なのでは…なんて想像しているが、果たしてどうだろうか。

ちなみに、今回発表されたノートPCの2023年春夏モデルは別記事で紹介している。ご興味のある方はぜひ以下よりご覧になっていただきたい。

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【新モデルまとめ】ASUS、ノートPCの2023年春夏モデルを31製品74モデル発表。コンセプトは 「Less is More」

(画像提供:ASUS JAPAN)

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AuthorNANA

東北出身の東京都在住(性別年齢は非公開)。趣味はガジェットいじり、旅行や料理、映画、ゲーム。イモリやサンショウウオが好きなので、家でよく愛でています。

同メディアで取り扱う情報は主にインターネットテクノロジー関連、AppleやGoogleなどの新製品やサービス。その他、今最も興味があるのは「VR/AR」「スマートスピーカー」。