
株式会社アスク(本社:東京都千代田区)は2025年5月30日、米国の老舗ネットワーク機器ブランド「Linksys(リンクシス)」の日本国内正規代理店としての業務を開始したと発表した。
Linksys製品の販売・サポートを正式に担い、Wi-Fi 7対応ルーターやマルチギガスイッチといった最新ネットワーク機器を国内市場に投入していく。
Linksysは1988年に米カリフォルニアで創業し、家庭用・業務用ネットワーク機器のパイオニアとして知られるブランドだ。2003年にCisco傘下となり、2009年には一時日本市場から撤退。その後2018年にBelkin傘下で再参入を果たし、現在はFortinetとの提携を経て独立ブランドとして再始動している。

今回の正規代理店契約によりアスクが国内展開を開始する製品の中でも、注目を集めているのがWi-Fi 7に対応したトライバンドメッシュルーター「Velop WRT Pro 7」(型番:LN6001-JP)だ。OpenWrtをベースにした高いカスタマイズ性を備え、SSH接続やVPN、opkgによるパッケージ拡張など、パワーユーザーや法人のIT管理者にも対応できる仕様となっている。
上記製品に加えて、2.5Gbps対応のファンレススイッチ「LN23シリーズ」も同時発表するなど、ギガビット以上の高速通信を求めるホームユーザーから、中小規模オフィス、さらにはスマートホーム構築に至るまで、多様なニーズに応えるラインアップを今後展開していくようだ。
(画像:株式会社アスク)