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AQUOS sense6 レビュー | 有機EL搭載で画面が綺麗。コンパクト+軽量で持ち運びに最適なミドルクラススマホ

2021年11月、シャープは5G対応スマートフォン 「AQUOS sense6」 のキャリア版、SIMフリー版を発売した。

「AQUOS sense6」 は、コストパフォーマンスの高さで知られるミドルクラスのスマートフォン 「AQUOS sense」 シリーズの最新モデル。コンパクトかつ長時間のバッテリー持ちにより、外出時にも気兼ねなく使えるのが大きな特徴だ。

今回、ドコモ版の 「AQUOS sense6 SH-54B」 をお借りし、数週間使ってみることができたので、本機の特徴や使い勝手について、ご紹介したいと思う。

※現在、ドコモオンラインショップではPCからの機種変更はできないため、機種変更を検討中の方は当記事をスマートフォンもしくはタブレットから閲覧いただけますと幸いです。

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本体デザイン

今回お借りした端末は、ドコモで販売中の 「AQUOS sense6 SH-54B」 。カラーはオンラインショップ限定カラーの 「ブルーメタリック」 だ。

全体的なデザインは前モデルの 「AQUOS sense5G」 と似ているが、本体が薄くなり、重量も軽くなったことから、実際に持ってみるとかなりスリムさが増している。

側面には折り目のような凹みが設けられていて、持ったときの感触が良いほか、横から見たときのデザインもスタイリッシュ。個人的なお気に入りポイントのひとつだ。

電源ボタンなどのボタン類はすべて右側面にまとめられている。このうち、電源ボタンのみボコっと凹凸が設けられているため、手探りでボタンを探すときにも分かりやすい。

左側面には、指の爪などで簡単に引っ張り出せるタイプのSIMカードスロットが搭載されている。内部にはnanoSIMとmicroSDカードがそれぞれ1枚ずつ挿入可能だ。

画面は約6.1インチで、ミドルクラスモデルでありながら有機ELディスプレイを採用しているのが大きな特徴。電源を入れて初めて画面を見たときには、その綺麗さにとても驚いた。

ハイエンドスマートフォンほどの性能はいらないけれども、綺麗な画面でさまざまな写真や動画などを楽しみたいという方にはピッタリなモデルだ。

画面上部には水滴型ノッチが設けられている

以前まで画面下部に設けられていた物理指紋認証センサーは本モデルでは廃止となり、代わりに指紋認証センサーが画面内に埋め込まれる形式になったことから、画面下部のベゼルはかなりスリムに。全画面にしてもほとんど違和感なくコンテンツを楽しめる。

背面はトリプルカメラが搭載され、そのほかにはドコモとAQUOSのロゴがプリントされているだけのシンプルデザイン。背面にはアルミ素材が使用されていて、サラサラとした手触りが特徴だ。

本体下部には3.5mmイヤホンジャックとUSB-Cコネクタが搭載されている。3.5mmイヤホンジャックにより、音の遅延が少ない有線イヤホンも使用可能だ。

また、本モデルはIPX5/IPX8の防水仕様と、IP6Xの防塵仕様に対応している。お風呂場での使用もできるとのことなので安心だ。

また、アルコール除菌シートで本体を拭いても、著しい変色や退色、剥がれが発生しないことが試験で確認できているとのこと。昨今のコロナ事情を踏まえて、身の回りの除菌などを徹底している方には嬉しい仕様と言えるだろう。

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CPU・GPU性能

「AQUOS sense6 SH-54B」 は、SoCにQualcommの 「Snapdragon 690 5G」 が搭載されている。ストレージ容量は64GB、RAM容量は4GBだ。

搭載されている 「Snapdragon 690 5G」 について、恒例のベンチマークスコアアプリ 「AnTuTuベンチマーク」 と 「Geekbench 5」 でベンチマークスコアを計測してみた。

上記はAnTuTuベンチマークの結果。総合スコアは316309、GPUスコアは58180。

そして、上記がGeekbench 5で計測したベンチマークスコア。シングルコアスコアが592、マルチコアスコアが1572で、グラフィック性能を示すOpenCLのスコアが947だ。

実際に使ってみると、Chromeで何かを調べたり、LINEやTwitterなどの軽めのアプリを使用する分には動作に支障はなかったが、3Dゲームなどの重めのアプリは処理落ちが発生し、快適にプレイすることはできなかった。本体もかなり熱くなってしまっていたので、ゲームプレイには不向きと言えるだろう。

そもそも搭載されているSoCがミドルクラスのものということもあり、本モデルは3Dゲームなどの重めのアプリを快適に動かす用途には向いていないことにはご注意いただきたい。

逆に、スマートフォンで3Dゲームなどをプレイする機会がほとんどなく、軽めのアプリだけを使うことが多いなら、本モデルの性能でも十分と言えるだろう。

カメラ性能

「AQUOS sense6」 には、トリプルカメラ (広角+標準+望遠) が搭載されている。画素数は標準カメラが約4,800万画素、広角と望遠はそれぞれ800万画素となっている。

一応広角カメラと望遠カメラは搭載されているものの、画素数はあまり高くないことから、綺麗な写真を撮影したい場合は、基本的には標準カメラを使うようにしたほうが良さそうだ。

実際に筆者が撮影した写真は以下。

AQUOS sense6で撮影

iPhone 13 miniで撮影

天気に恵まれず、あまり良い写真は撮影できなかったのだが、標準カメラで撮影した際の写真のクオリティはまずまずといったところ。遠くの景色まで綺麗に撮影できてはいる。

iPhone 13 miniで撮影した写真と見比べてみると、どんよりとした雨雲の色味を正しく表現できているのは 「AQUOS sense6」 の方だった。一見するとiPhone 13 miniの方が明るく綺麗に写っているようにも見えるが、やや補正が強く効きすぎる場合があり、雨がシトシトと降る冬の東京の風景はうまく伝えることができていない。

もちろん、それぞれに得意不得意があるもので、iPhone 13のほうがAQUOS sense6よりも綺麗に撮影できることもある。ただし、補正が少なく見たままの景色を捉えられたという点においては、 「AQUOS sense6」 の方が個人的には好みで、この部分は本機の強みとも言えるだろう。

上記も標準カメラで撮影した写真。もう少し鮮やかさがあった方が美味しそうに見えるかもしれないが、こちらも色味はかなりリアル。SNS映えする写真を目指したいならもう少し補正をかけてあげると良いかもしれない。

撮影した写真全体に言えることとしては、どうしても室内での撮影となるとノイズがのってしまいやすいなど、本格的な写真を撮影するには不向きであるということ。ミドルクラスということで、カメラ性能はあくまでおまけと捉えた方が良いのかもしれない。

もし写真のクオリティにこだわりたいなら、同じAQUOSシリーズでは一眼レフ顔負けの本格写真が撮影できるカメラを搭載した 「AQUOS R6」 が販売されているので、そちらをぜひチェックしていただきたい。

まとめ

「AQUOS sense6」 は、ミドルクラスのスマートフォンでありながら、有機ELディスプレイを搭載して綺麗な画面でコンテンツを楽しめるほか、本体も軽量で、防水・防塵対応であるなど日常使いに適した仕様になっているのが特徴だ。

また、本モデルはバッテリー持ちが優れているのも注目ポイントで、電車での移動中に動画を見たり、Twitterやメールをチェックするなど1日中フルに使っていても、バッテリー切れになってしまうことはなかった。筆者ほど頻繁にスマートフォンを使わないのであれば、1日以上バッテリーが持つ可能性も十分にあり得る。

以上を踏まえると、「AQUOS sense6」 はヘビーユーザーでなければ十分に満足できるスペックであり、有機ELディスプレイを搭載している点、防水・防塵仕様やバッテリー持ちが長い点を踏まえると、コストパフォーマンスに優れたスマートフォンと言えるだろう。

「AQUOS sense6」 はドコモ・au・楽天モバイルなどの各キャリアで販売中で、今回筆者がレビューしたドコモ版の 「AQUOS sense6 SH-54B」 はドコモオンラインショップで57,024円(税込)で販売中。「ブルーメタリック」 はオンライン限定カラーのため、購入したい場合はドコモオンラインショップからどうぞ。

※現在、ドコモオンラインショップではPCからの機種変更はできないため、機種変更を検討中の方は当記事をスマートフォンもしくはタブレットから閲覧いただけますと幸いです。