チタニウム素材を採用した 「Apple Watch Edition Series 6」 の店頭受け取りが、現在多くのストアでできなくなっていることがわかった。
現地時間1日、米Bloombergの著名記者Mark Gurman氏が最新ニュースレターの中でこの件に言及。Appleが 「Apple Watch Edition Series 6」 の店頭在庫を減らしているのではないかと指摘している。
新型Apple Watchの発売を見据えた 「Apple Watch Edition Series 6」 の在庫調整?それとも……
「Apple Watch Edition Series 6」 は、Hermèsなどブランドコラボ製品を除くApple Watchシリーズの中でも、最上位モデルとして君臨する製品だ。耐久性が高く、高級感のある素材であるチタニウムを使用しており、一部ユーザーからは人気の高い製品だが、高価格であるがゆえ、1日の販売数が他モデルに比べて多くないことも予想されている (Appleは各モデルの販売数は明らかにしていないため実情は不明)。
こうした “事情” を踏まえて、Appleは 「Apple Watch Edition Series 6」 の店頭在庫を減らしているのではないか、というのがMark Gurman氏の予想。
まだオンラインで注文することは可能だが、日本を含む多くのストアでは店頭注文することができなくなっていることから、「Apple Watch Edition Series 6」 は数ヶ月前には生産を打ち切られた、あるいは少量での生産に切り替えられたのではないかと、Mark Gurman氏は指摘している。
また、同氏はApple Watch Series 7にチタニウムモデルが存在するかどうかについて、そもそもやや懐疑的な視点を持っているようだ。
毎年秋に新型モデルが登場することによって、わずか1年で型落ち品になってしまうこと、5年程度で機能しなくなる(OSのサポートから外れる)製品に対して800ドルを費やす意味があるのだろうか、と疑問を投げかけるとともに、販売数が他モデルよりも少ないことから、Appleはかつてのセラミックや18金モデルと同様にチタニウムモデルを廃止する可能性も十分にあり得るとしている。
果たして今回の在庫枯渇が、チタニウムモデルの “終焉” を示唆するものなのか、あるいは今秋の新型モデルに備えるため、在庫が少なくなっているだけなのか、その答えはおそらく約1ヶ月後に判明するだろう。
(via MacRumors)
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