「Apple Watch」は現行モデルとそこまで進化しないのだろうか。9to5Macは、今年の「Apple Watch」の売れ行きはそこまで芳しくなく、次期「Apple Watch」もさほど進化しないようだと伝えている。
「Apple Watch 2」は現行モデルから薄くなるだけ?
前回のAppleが公表した決算発表で、販売台数に関しては割と好調な様子だった「Apple Watch」だが、KGI Securitiesのレポートによると、今年の「Apple Watch」の出荷台数は前年比25%以上低下する可能性があると指摘されていることが本日明らかになった。
このレポートの根拠としては、ウェアラブル端末の市場がまだ成熟していないことや、誰もが欲しがる便利なアプリが存在しないこと、そしてバッテリー持ちが悪いことが理由としてあげられている。
また、KGI Securitiesのレポートでは「Apple Watch 2」は2、3ヶ月後ではなく、秋に発表される「iPhone 7」と同じ時期に発売となる可能性が高いとしており、「iPhone」シリーズの「Sモデル」のような内部アップグレードが施されて販売される可能性があるとのことだ。
バッテリー持ちが悪いのは発売当初から指摘されていたことだが、「Apple Watch」にしかできないことや、「Apple Watch」を装着することでできるようになることがあまりに少ない。
ウェアラブル端末なのにもかかわらず、ユーザーによっては家に置きっぱなしという人もいるほどで、その「必要性のなさ」から、今後の「Apple Watch」に期待していない人が多いようだ。
そもそも、「Apple Watch 2」に関しての世間の関心は、そこまで大きくないように僕は感じている。スマートウォッチに興味があった人は、「Apple Watch」が出た頃にすでに買ってしまい、一般のユーザーに関してはそこまで「Apple Watch」に期待していないような感じだ。
先日の報道では、次期「Apple Watch」は20~40%程度薄くなると言われているが、一部ユーザーの間では「薄さは求めていない」と言われており、発表前からすでにコレジャナイ感が漂っている(個人的に薄型化は嬉しいのだが)。
近年、Appleは各種製品の薄型化を図っているように、「Apple Watch」の薄型化を実現する可能性は極めて高い。ただそれは、今年発売されるモデルではなく、2017年に発売されるという可能性もあるようだ。
しかし、結果「Sモデル」のようなアップデートになったとしても、バッテリー持ちの改善や機能などの充実などがなされない限り、爆発的に売れることはほぼなさそうだ。
ユーザーの期待した端末でなければ、今後発売になる「Apple Watch」の販売台数はKGI Securitiesのレポート通り低下していく可能性もあるのかもしれない。
[ via 9to5Mac ]