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将来のApple Watchは物理式ボタンを廃止し、触覚フィードバックで代用か

未来のApple Watchは物理式ボタンが廃止され、代わりに触覚フィードバックによる擬似的なボタンが搭載されるようになるかもしれない。

FastCompanyの報じるところによると、Appleは「Apple Watch」のサイドボタンとデジタルクラウンのふたつを、感圧式のボタンに変更する可能性があるという。

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触覚フィードバック式ボタンがApple Watchにも搭載か

この感圧式ボタンはイメージとしては現在のiPhoneのホームボタン。かつてのホームボタンは指で押すとカチッと音がする物理動作のホームボタンだったが、現在のiPhone(iPhone Xを除く)は「ソリッドステート」と呼ばれる、ユーザーに押した感覚を与えるホームボタンが搭載されている。

これはユーザーがホームボタンを押した際に、ソフトウェア側でユーザーに対して「押した」ことを認識させるために適度な振動を与えることで実現しているが、FastCompanyによるとこの仕組みがApple Watchにも搭載されるということだ。

デジタルクラウンに関しては今まで通りクルクルと回すことができるとのこと。ただし、デジタルクラウンを押す動作に関しては触覚フィードバックが使用され、ユーザーに対して「押した感覚」を与えることができるという。

ボタンを触覚フィードバックに置き換えることで何が変わるのか。

一つは防水性能の向上。Apple Watchは現時点でも防水仕様になっており、プールや海の水に浸かった状態でも使用することができる。ただし、深い水深での使用には適しておらず、またスキューバダイビング、ウォータースキーなど高い水圧を受けるスポーツで使用することは想定されていない。より高い防水性能を得るということは、これらに対応することができるようになるのかもしれない。

また、物理的に動作するボタンではなくなるため、Apple Watch内部のスペースを増やすことができるようになるはずだ。これによって、新機能を搭載したりバッテリーを増やして動作できる時間を伸ばすことができるようになるとみられる。

ちなみに、Apple Watchは画面サイズが15%ほど大きくなると予想されており、バッテリー消費が増える可能性が指摘されているが、触覚フィードバック式のボタンの導入でバッテリー容量を増加させることができれば、結果として今までと変わらない動作時間を確保することができるようになるかもしれない。

この物理ボタンの廃止は早ければ2018年に実現する見通し。ただし、2019年に搭載が延期される可能性があり、次期モデルで実現できるかどうかは現時点では定かではないようだ。

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[ via MacRumors ]