Appleは、自社製品の一部内蔵パーツを他社製から自社製に切り替える計画を進めている。
最近では、Macに搭載されるプロセッサをIntel製のものから自社製の 「Apple Silicon」 に置き換えることで、消費電力を抑えながら処理速度を向上させることに成功した。
今後はiPhoneなどに内蔵される5Gセルラーモデムや、Wi-Fi/ Bluetoothなど通信に関する各モジュールを自社製に置き換える方針であることが明らかになっているが、新たにディスプレイの内製化も計画していることが明らかになった。
現地時間10日、米Bloombergの著名記者Mark Gurman氏が伝えた。
Mark Gurman氏によると、Appleは展開するモバイル機器に対して、自社で開発したディスプレイを採用していく計画とのこと。
対象となるモバイル機器とはApple WatchやiPhoneで、これらの機器には現行有機ELディスプレイが採用されているが、まずは2024年末までにApple Watchの最上位モデルである 「Apple Watch Ultra」 にマイクロLEDディスプレイを採用するとのこと。さらにいずれはiPhoneにも同ディスプレイを採用していく計画を立てているという。
有機ELディスプレイからマイクロLEDディスプレイに変更することで、色域と画面輝度をさらに高めることができる。もし事実であれば、太陽光の下での利用がさらに快適になるかもしれない。
ディスプレイを他社製のものから自社製のものに置き換える理由には、他者への依存度を下げる狙いがある。性能や仕様を自社製品向けに完全カスタマイズできるのはもちろんのこと、発売前製品の機密情報のリークを防ぐことにも繋がるだろう。
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