米国時間1月16日、Appleは来月2日に発売を予定している空間コンピュータ 「Apple Vision Pro」 で提供されるサービスやコンテンツについて発表した。
提供するサービスは、Disney+/Amazon Prime Video/Paramount+/Pluto TV/Max/Peacock/Discovery+/Crunchyroll/IMAX/Tubi/MUBIなどの動画サービス。また、ESPN/MLB/PGA Tour/Red Bull TV/Fuboといった、スポーツ特化型の配信サービスも提供される。ソーシャルメディア系の動画サービスとしては、TikTokが視聴できるようだ。
さらに、Disney+などいくつかのストリーミングアプリからは150本以上の3D映画が提供される予定で、Apple Vision Proの高い没入体験のなかで3D映画を楽しむことができる。配信タイトルとしては、『アバター:ザ・ウェイ・オブ・ウォーター』『デューン』『スパイダーマン:スパイダーバース』『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の4本が挙げられている。
Disney+は、Apple Vision Proの提供にあわせて人気映画の3Dバージョンを提供するほか、今後提供される2D版の映画についても、3Dバージョンと同時にリリースする予定だ。
Apple TVアプリからは3D映画の購入やレンタルもできる。すでに3D映画を所有している方はApple Vision Proで3D映像を追加費用なしで楽しむことができる。
また、Appleの独自のエンタメフォーマット 「Apple Immersive Video」 として、空間音声と共にキャプチャされた180度3D8Kの動画をApple TVアプリで提供するとしている。
Alicia Keysのリハーサルセッションを特集した『Alicia Keys: Rehearsal Room』や、世界で最も感動的な場所で驚異的な挑戦に臨む先駆的なアスリートたちを追いかける『Adventure』、地球上におけるユニークな動物たちやそれらの専門家を特集する『Wild Life』、Jon Favreau氏とPlanet Earth氏といったプロデューサーたちが、恐竜たちが壮大な風景のなかで繰り広げる戦いを描いた、Apple Originalのドキュメンタリーシリーズ『Prehistoric Planet Immersive』などが紹介された。
ちなみに、Appleは 「Apple Vision Pro」 向けの体験コンテンツとして、Jon Favreau氏がエグゼクティブプロデューサーとして開発した無料アプリ 「Encounter Dinosaurs」 を提供する。これは、6600万年よりも昔の白亜紀に生きていた恐竜たちを観察できるとのことだ。
なお、Apple Visionn Proでは、iOS/iPadOS向けに提供されている100万以上のアプリケーショや、Apple Arcadeで提供されている250以上のゲームタイトル等も遊ぶことができる。さらにVisionOS向けに開発されたアプリケーションについても今後提供される予定だとしている。
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(画像:Apple)