現在、COVID-19(新型コロナウイルス)の影響で営業休止状態が続いているApple Storeだが、Appleは同直営店の営業を早くて4月前半に再開させる計画であることがわかった。
同社は各従業員に対して通達を発しており、新型コロナウイルスの影響が小さい地域にある店舗から営業を再開させる計画であるとのこと。営業再開の具体的な日付はまだ決まっていないようだが、4月12日のイースターまでには営業が再開される可能性が高そうだ。4月5日までは少なくともリモートワークを継続実施するとのこと。
一部のApple Storeが4月前半に営業再開へ
この情報を伝えたのは米メディアBloomberg。同メディアによれば、Appleの小売・従業員部門の責任者Deirdre O’Brien氏は各Apple Storeスタッフに対して、今後の直営店の営業に関する通達を行ったとのこと。
営業を再開するのは “一部の店舗” となっていて、おそらく新型コロナウイルスが猛威を奮っている一部の欧州地域では引き続き休業を余儀なくされる可能性が高いが、日本では感染者数が爆発的に増えている状況ではないため、もしかすると営業が再開される可能性がある。
ちなみに、現地時間24日付けで総感染者数が5万人を超えた米国でも、4月前半にApple Storeの営業が再開される可能性がありそうだ。
米国では現在、COVID-19(新型コロナウイルス)の感染拡大を防ぐため経済活動の自粛が要請されている。しかし、トランプ米大統領は24日に 「人混みを避けるなどの各種対策を講じれば経済活動の再開が可能」 との見方を示し、「イースターまでに米国の経済活動を再開させたい」 とコメントしている。
このトランプ大統領の発言に対しては一部の州知事から反対の声が上がっている。ニューヨーク州知事クオモ氏は 「人命よりも経済を重視したい米国人はいない」 としてトランプ大統領の意向に対して強く否定的だ。
Appleがトランプ氏の発言に同調したのかは不明だが、現時点ではイースターがある4月前半までには営業を再開させることを検討しているようだ。再開は新型コロナウイルスの影響が小さな地域からとなる模様。ただ、感染者数が日を追うごとに増えている現状を見ると、イースターまでの営業再開は米国では少し難しいかもしれない。
Deirdre O’Brien氏の通達が送られたのは、米国内で感染者が5万人を超えたというニュースの前。これらの報道を受けて、Appleは方針を変えている可能性がある点に注意が必要だ。
Appleは今月14日、世界中で感染が拡大しているCOVID-19 (新型コロナウイルス) の影響を考慮して、世界中にあるApple Storeの休業を発表している。
発表当時は3月27日まで休業することがアナウンスされていたが、今月17日にApple公式サイトで休業期間の案内を 「追ってお知らせするまで」 に変更。現時点では営業再開がいつ頃になるのかは案内されていない状態だ。
中にはApple製品を修理に出したままの人もいるため本来なら早期の営業再開が望まれるが、緊急事態ということもあり今は耐えるしかなさそうだ。
関連記事
・世界中のApple Store (日本含む) が3月27日まで閉鎖 – 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため
・Apple Storeの営業再開が未定に。「追ってお知らせするまで」 に記載変更
▼ Apple公式サイトでMacBook製品をチェック
・MacBook Air
・MacBook Pro
▼ Macアクセサリ
・Magic Keyboard
・Magic Trackpad
・Magic Mouse
・その他
▶︎ 学生・教職員向けストア