Appleと現代自動車、3月に自動運転車の開発で提携合意か。傘下の起亜自動車が担当、2024年に米国で生産開始?

Appleは自動運転機能をもった電気自動車(EV)の開発に向けて、いくつかの自動車メーカーと提携を組むことを前提に協議を行っていることが最近の報道から明らかになっている。

その提携先は韓国の現代自動車(ヒュンダイ)になるとの報道があるが、今月11日に韓国Korea IT Newsは両社が今年3月に提携合意に達する可能性があると報じている。

さらに現地時間19日にeDailyが報じた内容によると、現代自動車は傘下の起亜自動車の工場で、Appleの自動運転車の生産を行うことを決定したとみられる(via iMore)。

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Apple Carは起亜自動車が開発を担当、2024年に米国で生産開始か

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Korea IT Newsは、 Appleが現代自動車と自動運転車の開発で提携を3月に結ぶ予定であると報じている。現代自動車の傘下である起亜(Kia)自動車がもつ米ジョージア州のウェストポイント工場あるいは米国内で新設する新工場で、自動運転車を生産する。生産開始は2024年になる予定だという。

この一連の情報を伝えたKorea IT Newsは当該記事を削除してしまったようだが、Appleと現代自動車はこれらの開発に向けて共同で投資を行うこと、年間生産台数が10万台になることなどを共有したという。

現代自動車は、Appleと自動開発車の開発に関する協議を行っていることを認めていることから(削除済み)、両社が共同で自動車の開発を進めている可能性はかなり高いとされる。実際の発売はまだだいぶ先になるとみられているが、今年あるいは来年にもAppleは自動運転車の開発計画を明らかにするとも一部では報じられていて、Appleが本格的に自動車開発を進める可能性が指摘されている。

具体的に、自動車そのものを新しく作るのか、それとも現代自動車(もしくは起亜自動車)の車にAppleが開発するソフトウェアを搭載する予定なのかはまだ明らかになっていないものの、いずれにせよ何らかの形で自動運転機能付きの電気自動車(EV)市場に、Appleが参戦しようとしていることはどうやら間違いではなさそうだ。

ちなみに現代自動車は自社ブランドの強化に重きを置く経営方針であるため、Apple Carの生産については自身がOEM工場と化す可能性があるとして慎重姿勢を取っていたという。それに対して、起亜自動車は自社ブランド以外の車両生産に積極的であることから、Appleのプロジェクトとの相性は現代自動車よりも起亜自動車の方が良く、今回の方針転換があったのかもしれない。

Appleの事情に詳しいTF International Securitiesの著名アナリストMing-Chi Kuo氏は、Appleの自動運転機能つき電気自動車は早くて2025年に登場予定と伝えており、Bloombergの著名記者Mark Gurman氏は早くて5年後の登場を予想している。Appleの内部事情に詳しいアナリストやジャーナリストたちの中でも意見が割れていることから、今回の情報がKorea IT NewsやeDailyの情報が正確なのかどうかは現時点ではハッキリしていないことに注意が必要だ。

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[ via MacRumors ]

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