Apple Watchに新文字盤 「プライドハーモニー」 登場。watchOS 11.5で追加、ダイナミックに変化する虹色ストライプが特徴

Appleは現地時間5月13日に、Apple Watch向けの最新ソフトウェアアップデート「watchOS 11.5」を配信開始した。このアップデートには、6月のプライド月間を記念した新たな文字盤「プライドハーモニー」が含まれており、LGBTQ+コミュニティの多様性を祝福する意味が込められている。

Appleは毎年この時期、レインボーフラッグをモチーフにした文字盤をリリースしており、今年もその流れを踏襲。だが、今年の「プライドハーモニー」は視覚的にも機能的にもこれまで以上に凝ったデザインとなっている。

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時間とともに表情を変える文字盤「プライドハーモニー」

「プライドハーモニー」の最大の特徴は、アナログスタイルの時計表示に、虹色のストライプがダイナミックに組み合わさっている点だ。画面をタップすることで色の位置が変わるインタラクティブな演出があり、ユーザーの操作に対して視覚的な応答を返してくれる。

また、Apple Watchを一定時間操作しなかったり、腕を下ろした際にはストライプが細くなり、黒の比率が増えたバッテリーセーブモードに移行する。これにより、視認性を保ちつつ消費電力を抑える工夫が施されている。

さらにユニークなのは、ストライプの形状が1時間ごとに変化し、時間を視覚的に表現している点だ。ストライプを読み取って時刻を把握するのはやや難しいが、1日のなかで文字盤が刻々と変化する様子は、静的な文字盤に飽きたユーザーにとっては新鮮な体験になるだろう。

この文字盤は、「watchOS 11.5」にアップデートすることで利用できる。Apple Watchの文字盤を長押しし、左にスワイプして表示される「+」ボタンから追加可能だ。iPhone側でも、ペアリングしている端末に「iOS 18.5」をインストールしていれば、Watchアプリから追加・カスタマイズすることもできる。

先日には、Apple Watchの新バンド「プライドエディションスポーツバンド」も登場している。こちらもLGBTQ+コミュニティへの敬意を表したデザインとなっており、文字盤とセットで使用することで、一体感のあるスタイルを演出できる。ファッションとして楽しむのももちろん良いが、身につけることで社会的なメッセージを発信するきっかけにもなるだろう。

「プライドハーモニー」は、LGBTQ+の多様性や尊厳をたたえると同時に、周囲の理解を促すことにもつながる文字盤だ。ただし、重い意味を背負わなくても、単純にデザインとして楽しむのもひとつのスタンス。Apple Watchユーザーであれば、ぜひ一度試してみてほしい。

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(画像:Apple)

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