Appleは近い将来、折りたたみ式のiPhoneを発売する計画があると報じられているが、この折りたたみ式の新型スマートフォンには 「カラーE-inkディスプレイ技術」 が使用される可能性があると、著名アナリストが伝えている。
この情報を伝えているのは、TF International SecuritiesのアナリストMing-Chi Kuo氏。同氏は、折りたたみ式iPhoneのカバーディスプレイ (セカンドスクリーン) やサブ画面に、カラーE-inkディスプレイ技術を使用する可能性について言及。現在、Appleは同技術のテストを行なっているとしている。
Apple is testing E Ink’s Electronic Paper Display (EPD) for future foldable device’s cover screen & tablet-like applications. The color EPD has the potential to become a mainstream solution for foldable devices’ must-have cover/second screen thanks to its excellent power-saving.
— 郭明錤 (Ming-Chi Kuo) (@mingchikuo) May 17, 2022
カラーE-inkディスプレイ技術は、電子書籍リーダーなどで使用される電子ペーパー 「E-inkディスプレイ」 のカラー表示に対応したもの。
目が疲れにくかったり、日光下での視認性が高い、消費電力が少ないなどのメリットがあるが、同ディスプレイを使用することで複数の画面を搭載した折りたたみスマートフォンでもバッテリー消費を抑えられる可能性があるとKuo氏は指摘する。
現在のカラーE-inkディスプレイ技術では、有機ELディスプレイに画面の綺麗さの面でどうしても劣ってしまうはずだが、早ければ2024年に登場するとされる折りたたみiPhoneのため、Appleは高度なカラーE-inkディスプレイ技術を開発しているのかもしれない。