Appleは、日本のApple Storeの再編を計画している。日本経済新聞の取材によると、同社は複数のApple Storeを新設するとともに、既存のApple Storeを大幅改装する予定であるとのことだ。
Appleのリテール部門を率いるアーレンツ上級副社長は、「Appleには4者の異なる顧客がいて、4種類の接点がある」と言う。この「4者の顧客」とは、個人や家族、起業家や教育機関を指す。
そして、「4種類の接点」はApple公式サイトやApple Storeの公式アプリ、そしてAppleのコンタクトセンターと世界中に点在する501の実店舗。
この接点それぞれでの接客体験を考えて、Apple Storeを「タウンスクエア」型にすることを決めたと、アーレンツ上級副社長は言う。
「Apple 新宿」を皮切りに複数の新店舗をオープン、既存の店舗も大規模改装予定
タウンスクエア=町の広場。その最たる例は、シカゴにオープンしたApple Storeだ。
同店舗は街との境界線をなくし、全面がガラス張りで街に溶け込むデザインになっているのが特徴的。また、人が集まった時に映像が誰でも見えるように大きなスクリーンが用意されている、自在に動かせる椅子が常備されているなど。
アーレンツ上級副社長は、Apple Storeを単に「製品を販売する場所」としてではなく、「人々が集う町の広場」に位置付けを変えることを計画しているのだとか。
シカゴにオープンしたApple Store
そして、それとは別にアーレンツ上級副社長は、日本市場に関して再投資の時期に来ていると話していると言う。
2018年から「5年計画」を練り上げたと明かし、先日発表された新店舗「Apple 新宿」を皮切りにいくつかの新店舗を開き、さらに既存の店舗も大規模な改装をしていく予定であるとのことだ。
この新店舗がどこになるのかや、具体的な数等は明かされていないが、「Several」と言っていることから2店舗以上であることが伺える。
おそらく、まだ未発表となっている「Apple 京都」や東京に出店予定のもう1店舗のことを指しているものと予想されるが、そのほかにも新店舗が計画されているのだろうか。
ちなみに、新店舗のデザインに関しても具体的には述べられていないが、来月7日にオープン予定の「Apple 新宿」は、日本で初めて「広場」という新しい概念を全面に取り入れた店舗になるという。
今回の報道で、新設店舗だけでなく、既存のApple Storeも今後順次新しくなることが明らかになった。
アーレンツ上級副社長は、以前日本を訪れた際に、東京や大阪、京都、神戸といった大都市に滞在したという。帰国後、数年がかりで日本の店舗への投資計画を考えていたというから、これらの都市にある店舗がリニューアルされる可能性が高い。
つまり、すでにリニューアルに向けて動いている「Apple 渋谷」以外にも、「Apple 表参道」や「Apple 銀座」「Apple 心斎橋」などの店舗がリニューアル対象店舗に該当する可能性があるということだ。
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