現在、AppleはiOS、iPadOSそしてmacOSアプリの共通化を図ろうとしている。
昨年、同社が発表した 「Mac Catalyst」 を利用することでiPadOS向けアプリをmacOSに移植することが可能になっており、Appleも一部純正アプリの “Catalyst化” を果たしてみせたが、今年はメッセージアプリのCatalyst版の提供を開始する予定のようだ。
海外Apple系メディア9to5Macが現地時間5月23日に伝えた。
次期macOSでメッセージアプリのCatalyst版が導入か
9to5Macは、リークされた 「iOS 14」 のビルドから次期iOSに関する様々な情報を発掘している。その中でmacOS向けCatalyst版メッセージアプリの提供が控えている証拠を発見したという。
Catalyst版のメッセージアプリが存在するということは、Appleは近いうちにMacのメッセージアプリをCatalyst版に置き換える可能性があるということになる。
また、9to5MacによればCatalyst版メッセージアプリにはiOS版で利用できる拡張機能、ステッカー、メッセージエフェクトなどが同梱されているとのこと。これらの機能がついにmacOSで利用できるようになるのかもしれない。
このCatalyst版メッセージアプリの導入は早くて来月22日から開催されるWWDC 2020で発表される可能性がある。もし同イベントで発表されたなら、今年秋にリリースされる次期macOSで導入されることになるだろう。
ちなみにMac Catalystとは、Appleが2019年に発表したiOS・iPadOS向けアプリをmacOSに移植を簡易化させる機能。各OS同士の垣根を低くすることで、iOSアプリの開発者がMac用のアプリを提供しやすくなり、開発者の負担を減らすことを目的としている。昨年、Appleも自らボイスメモ、ポッドキャスト、株価、ミュージック、ホーム、ニュースアプリをCatalyst版に移行させてみせた。
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