Appleの新本社ビルは、多くの壁がガラスで作られていることから、従業員が壁の存在に気付かず、衝突してしまうケースが報告されている。
すでに怪我人も発生している状況で、中には事故を防ぐためにポストイットを貼り付けて、壁があることを認識できるように工夫する社員もいたとか(のちに建物の外観を損ねるため、取り外すように指示されたという)。
便利になるどころか、むしろ不便を強いられている新本社ビルだが、Appleもさすがに問題だと思ったのか、従業員とガラス壁の衝突を防ぐため、とある”施策”をしていることが明らかになった。
ガラス壁に黒いステッカーを貼ることで衝突を回避
SanFrancisco Chroniclesによると、Apple Parkの設計・建築に携わったデベロッパーFoster + Partnersが用意した黒色の角丸(丸みを帯びた長方形)ステッカーを各ガラス壁に貼り付けることで、壁があることを認識しやすくしたとのこと。
これらのステッカーは昨年12月30日に、Apple Park内のカフェに貼り付けられた。
しかし今年1月2日から、多数の従業員が旧本社から新本社へ移り始めてからガラス壁への衝突事故が多発し、怪我人が発生したことを受けて、さらにシールを貼る範囲を拡大したという。今では、多くの壁に貼り付けられたおかげで、けが人は発生していないとのこと。
デザインは、実用性と両立して初めて有益になる。今回は高いデザイン性を優先した結果、実用性を犠牲にしてしまった典型的な例と言えるかもしれない。
Appleは、新本社だけでなく新しいApple Storeにも多数のガラス壁を採用している。Apple Storeを訪れる際には見えない壁にご注意を。
[ via 9to5Mac ]
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