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「iOS 12」、NFC機能を開発者に開放か iPhoneをホテルのルームキー代わりとして使うことができるように?

来月4日から開催される開発者向けイベント「WWDC 2018」で、Appleは次期iOSの「iOS 12」を発表するとみられている。この「iOS 12」は大きな変更点がないマイナーアップデートになると伝えられてきたが、それでも我々の生活を便利にする機能が追加されることがわかった。

The Informationによると、「iOS 12」はiPhoneのNFCチップに開発者がアクセスできるようにするという。これが実現すれば、iPhoneをホテルのルームキー代わりとして利用できるほか、SuicaやApple Pay以外の非接触式決済も利用できる可能性もある。

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いよいよNFCチップに開発者がアクセス可能に

iPhoneのNFCチップは、2014年に発売した「iPhone 6」で初めて搭載された。

元々は「Apple Pay」用に搭載された同NFCチップだが、日本モデルにおいては「iPhone 7」シリーズからSuicaを利用することが可能になっている。また、Apple本社内においてはドアロックを解除するための鍵としてiPhoneのNFCチップを活用することができている。

米Starwood Hotels & Resorts Worldwideなどは、iPhoneのBluetooth機能を利用して、端末をルームキー代わりとして利用できるようにするなど、独自でデジタルキー機能を付与してきた。

iPhoneのNFCチップが使える機能はかなり限定的で、一般の開発者はiPhoneのNFCを使ったアプリを自由に作ることはできていない。

現行の「iOS 11」では「Core NFC」と呼ばれるフレームワークが導入されており、計5種類のNFC Forum標準のRFIDタグをアプリで読み込むことができるようになっている。ただ、同機能はフォアグラウンドからのタグ読み込みは可能だが、バッググラウンドの状態からNFCタグをトリガーにしてアプリを起動することはできていない。

しかし、Appleが開発者に対してNFC機能をアンロックすることで、iPhoneをもっと便利に利用することができるようになるはずだ。うまく使えば、自宅のドアをiPhoneで開閉できるようになるかもしれない。PASMOやICOCAといった、Suica以外の交通系ICカードとして利用できるようになる日も近い?

[ via 9to5Mac ]