3月31日に発売されて以降、供給が需要に追いつかず品不足が続いている「iPhone SE」だが、Appleはようやく生産数を増やすことにしたようだ。
一部の業界筋の話によると、Appleは2016年第2四半期に「iPhone SE」の生産数を増やし、現状の供給不足を解消する動きが出てきていることが判明した。
Appleとしては「iPhone SE」の増産をしたくない?
DigiTimesによると、「iPhone SE」発売前のAppleの当初の見込みでは「iPhone SE」に必要な内部チップの数が350~400万ユニットであったのに対し、予想以上の需要の高まりから、現状必要なユニット数は500万ユニットに増えていて、現在増産を予定している模様。
そして、ユニット数の増産は2016年第2四半期だけでなく、第3四半期も引き続き増やしていかなければ供給は追いつかないとされており、「iPhone SE」の需要の高さを物語っている。
先日、2016年第2四半期の決算発表の場でCEOティム・クック氏は、「iPhone SE」の人気は予想以上に高いことを明かしており、Appleの想定よりも注文が入っていることが判明している。
ただ、先日も一部の業界の話として、Appleは比較的利益率の低い「iPhone SE」よりも「iPhone 6s」を販売したいところがあり、なかなか「iPhone SE」の増産に踏み切ることができなかったようだ。
実際、今回増産の話が出てきたのも発売開始から1ヶ月以上経過してからのことで、秋には新型「iPhone」の発売が控えていることもある。Apple公式サイトでの出荷予定日が2~3週間後となっていることを考えると、今後大幅に品不足が解消されるかどうかは怪しいところではある。
[ via MacRumors ]