AppleはAR・VRヘッドセットを独自に開発していると噂されている。これまでの情報ではAR・VRが利用できるヘッドセットが2021〜2022年、ARメガネ(ARグラス)が2022〜2023年に登場するとの予想が濃厚だ。
このうち2021〜22年に登場予定のAR・VRヘッドセットには、ソニーが開発したHMD向け有機ELディスプレイが搭載される方針であることがわかった。今月19日、日刊工業新聞が伝えた。
AppleのHMDにソニー製ディスプレイが採用か
日刊工業新聞によると、Appleは2021年に発売予定のHMD(ヘッドマウントディスプレイ)に、ソニーの有機ELパネルを使用したマイクロディスプレイを採用する計画。高画質・小型・軽量が特徴で、デジタルカメラのファインダー向けとして実績のあるものだという。AppleのHMDはディスプレイに表示した映像を、光学技術を使って目の前のレンズに投射する仕組みが採用されているとのことだ。
Appleが開発するHMD(ヘッドマウントディスプレイ) は、すでにiOSの中から存在が確認されていることから、同社が独自のヘッドセット開発に取り組んでいることは明らか。どのようなデザイン・用途を計画しているのかは不明ながら、Appleがゲームや映像関係に力を入れている現状を踏まえると本格的な映画や高品質なゲームなど映像体験ができるプロダクトになる可能性がある。
ちなみに日刊工業新聞によれば、Appleは同ヘッドセットが年間数千台売れると見込んでいるとのこと。そのため、ソニーがディスプレイの生産施設の増強を行う必要が出てくる可能性についても言及されている。
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