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Appleは現地時間2月12日、最新の医療研究プロジェクト 「Apple Health Study」 を、ハーバード大学医学部の主要な教育提携病院であるブリガム・アンド・ウィメンズ病院と共同で実施すると発表した。
Apple、医療研究プロジェクト 「Apple Health Study」 発表
本研究は、iPhone、Apple Watch、AirPodsといったデバイスが身体的および精神的健康、そして全体的なウェルビーイングの向上にどのように貢献できるかを研究するものだ。
Appleはこれまでにも、「Apple Women’s Health Study」 「Apple Hearing Study」 「Apple Heart and Movement Study」 といった大規模研究を展開しており、全米で述べ35万人以上が参加してきた。
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そして、今回発表された 「Apple Health Study」 は、これらの知見を活かしながら、Appleやサードパーティ製デバイスで計測したデータが、健康状態の予測や検出・管理にどのように活用できるかを調査。また、活動量、加齢、心血管系、循環器系、認知機能、聴覚、月経、メンタルヘルス、代謝、運動機能、神経系、呼吸器、睡眠などへの関連性も研究する。
「Apple Health Study」 は、「Research」 アプリを通じて参加登録を受け付ける。参加は任意で、対象は米国内に居住した一定年齢以上のユーザー。インフォームド・コンセント (十分な説明を受け、納得した上で検査等に参加すること) への同意も必要になる。
「Research」 アプリで共有するデータはユーザーごとに選ぶことが可能。また、参加登録後いつでも参加をやめることが可能で、データ収集も脱退した段階から即時停止される仕組み。連絡先などの個人情報についてはアクセスはなく、プライバシーも厳格に守られるとしている。
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(画像:Apple)