Appleが新作映画『F1／エフワン』のプロモーションの一環として、史上初となるハプティック（触覚）対応の映画予告編をリリースした。ユーザーのiPhoneがエンジンの轟音に合わせて振動し、これまでにない没入感を提供する。
この「ハプティックトレーラー」は、iOS 18.4以降のiPhoneでApple TVアプリを介して体験可能だ。視聴中には、車のエンジンが唸るたびにデバイスが共振し、ギアチェンジの衝撃や、カーブの縁石を擦る振動までがiPhoneを持つ手に伝わってくる。
現代のiPhoneに搭載されたTaptic Engineの精度と忠実性を遺憾なく発揮しており、映画館の4DXシアターで味わえるような振動や感覚の簡易版とも言える体験を提供してくれる。予告編としては非常に魅力的でユニークな試みと言えるだろう。
待望の『F1／エフワン』は、国内では6月27日に劇場公開される予定。当初は映画館での独占上映となり、その後Apple TV+でのストリーミング配信が予定されている。
Appleは今年のWWDC 2025の基調講演の冒頭でクレイグ・フェデリギ氏をAPXGPカーに乗せて登場させたり、スティーブ・ジョブズ・シアターで試写会を開催するなど、本作に対して全面的なプロモーションを展開している。
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(画像：Apple)