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「Apple Payで後払い」 本日より提供終了。今年後半提供のApple Payの新機能に注力と説明

Appleは、昨年3月より提供していた 「Apple Payで後払い (Apple Pay Later)」 を本日より提供終了する。現地時間6月17日、米Apple系メディア9to5Macを通じて発表した。

本サービスは昨年3月から米国で提供を開始していたものの、わずか14ヶ月でサービスが終了したことになる。現在、本サービスを利用しているユーザーについては、今後も継続して利用することが可能だが、新規であと払いローンを組むことは本日より不可能になる。

Appleは本サービスの提供終了理由について述べていないが、今年後半にグローバルで提供予定のApple Payの新機能に注力するとしている。具体的には、クレジットカードやデビットカードの分割支払い機能を利用してオンライン商品を購入できるようにする (一部地域) ほか、米国では米フィンテック企業 「Affirm」 のあと払いサービスを利用できるようになる予定だ。

Appleは 「Apple Payで後払い」 の提供終了にあわせて以下のコメントを発している。

「今年後半より、世界中のユーザーはApple Payを使用してチェックアウトする際に、クレジットカードやデビットカード、および貸付業者から提供される分割払いローンを利用できるようになります。この新しいグローバル分割払いローンの導入に伴い、米国でのApple Pay Laterの提供を終了します。私たちは引き続き、Apple Payを使用するユーザーに簡単で安全かつプライベートな支払いオプションを提供することに注力しています。この新しいソリューションにより、Apple Pay対応の銀行や貸付業者と連携して、より多くの地域で柔軟な支払いを提供できるようになります。」

関連記事Apple discontinuing Apple Pay Later, ahead of new features launching this fall – 9to5Mac

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Appleが米国で 「Apple Pay Later」 を提供終了

「Apple Payで後払い」 は、Apple Payを利用したあと払い方式の決済サービス。2022年6月のWWDC22で発表され、2023年3月にランダムで選ばれた米国の一部ユーザーを対象にサービスを開始。そして、同年10月に全ユーザーへ提供範囲が拡大していた。

本サービスは、対応する店舗・サービスにおいて、Apple Payを使って支払う際、利息・手数料なしで最大4回 (期間は6週間) の分割支払いができるというもの。

利用できる金額は、1ユーザーにつき50ドル〜1,000ドル。支払いにはデビットカードをリンクすることが求められ、二重債務を防ぐためクレジットカードを使用して支払いすることはできない仕組み。

借りているすべての金額がウォレットアプリに表示されるほか、今後の支払い日や金額が表示されるほか、支払い日の前に通知を受け取れる。支払いに遅延が発生すると手数料等が請求されるとされていた。

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(画像:Apple)