毎年9月にAppleが発表している新型iPhone、今年は発売が遅れることが正式に発表された。現地時間7月30日、Appleは2020年第3四半期決算発表を行ったが、決算発表にともないAppleのCFO Luca Maestri氏が電話会議で言及した。
Apple、新型iPhoneの発売が遅れることを正式に認める
同氏によれば、今年のiPhoneは例年のスケジュールより数週間遅れて発売するとのこと。iPhoneの発売時期についてAppleが明言するのはまさに異例のことだが、今年は新型コロナウイルスの影響を受けて各製品の販売スケジュールが流動的になっていること、そして新型iPhoneは市場にとって大きな注目を集める製品であることからあえて言及したものとみられる。
Appleが毎年新型iPhoneを発売するのは9月下旬。それから数週間販売が遅れるということは、発売は少なくとも10月中旬以降にズレ込むことになる。
今年のiPhoneは全部で4機種。iPhone 11の後継機とみられる下位モデル 「iPhone 12」 は2モデル展開になる見通し。画面サイズは5.4インチと6.1インチ、デュアルレンズカメラを搭載し、筐体素材にはアルミが使用されるとの予想。
そしてフラグシップモデルには 「iPhone 12 Pro」 という製品が用意されるみとおし。6.1インチと6.7インチの2モデル展開となり、トリプルレンズカメラに加えてLiDARスキャナが搭載されるとされる。筐体素材にはステンレスなどが使用されるという。
これらすべてのモデルには最新プロセッサ 「A14」 が搭載され、さらに次世代通信規格 「5G」 に対応予定だ。端末上部にあるノッチも小型化されると噂されているが、最新の情報ではノッチの小型化については疑問の声も上がっている。
関連記事
・Apple、2020年第3四半期(20年4~6月期)決算を発表。5四半期連続の増収に 1対4の株式分割も発表
・iPhone 11 Pro レビュー | 3眼カメラを搭載した初プロモデル。14万円の価値はあるのか考えてみた
・iPhone SE レビュー | 第2世代になってもTouch IDは現役。安さが取り柄なんて言わせない