先日、米国においてAppleとSamsungのスマホ市場におけるシェアがダウンしたことが明らかになった。
AppleとSamsungはともに0.5%ダウン
今回明らかになったのは、2015年7月〜9月期のスマートフォン市場におけるメーカー別のシェアだ。このデータによると、AppleとSamsungのシェアがどちらも0.5%ずつ低下したことが判明した。
Appleのシェアに関しては、前期44.1%だったのに対し、今期が43.6%となっている。全体のデータでは、1.1%上昇した「LG」を除いた上位メーカーのほとんどが、シェアを下げる結果になっている。
Android端末がシェアを拡大
OSのシェアに関しては、Android OSが若干だがシェアを伸ばしている。前期の51.6%から52.6%と0.7%上昇と順調だ。
では、iOSはどうかと言うと、44.1%から43.6%と0.5%の下落になっている。これはApple端末のシェアダウンとも関連しており、Apple製品の買換時期では例年起きる現象であるとのことなので心配は必要ないようだ。
格安スマホが躍進
上位スマホメーカーはどちらかというとハイエンドスマホがメインのメーカーになっており、スペック面で切磋琢磨している企業が多い。だが、ユーザーの中にはスペックよりもコストパフォーマンスや価格自体を重要視する人も多い。
最近では、低価格帯のスマホもスペックが少しずつ上がってきており、安い値段でもそこそこの性能の機種が買えてしまう。そういった格安スマホがシェアを伸ばしているのも納得だ。
今後も多くの格安スマホが登場してくることが予想されており、スマホシェア獲得競争は激化していくと思われる。もしかすると自分が懇意にしているメーカーよりも良い製品が出てくる可能性も十分に考えられる。今のうちに新興メーカーに注目しておくことは、非常に大事になってくるだろう。
[ via AppleInsider ]