Apple、Shazamを買収 近日中に広告が表示されないShazamアプリの提供予定

9月24日、Appleは音楽認識アプリ「Shazam」を買収したことを正式に発表した。同社のニュースルームでプレスリリースを公開している。

今回の買収によって、Appleは広告が表示されない「Shazam」アプリをすべてのユーザ向けに公開する予定であるとのこと。リリースは「近日中」を予定している。

AppleのApple Music担当バイスプレジデント、オリバー‧シュサーは今回の買収発表を受けて次のようにコメントしている。

「AppleとShazamには長いあいだ連携してきました。私たちがApp Storeを初めて公開した当時、提供可能だったアプリケーションのひとつがShazamでした。その後、Shazamは世界中の音楽ファンにとってお気に入りのアプリケーションとなったのです。音楽とイノベーションに対する深い関心を共有することで、ひとつのチームとして、音楽を発見し、体験し、楽しむために、さらに多くの素晴らしい方法をユーザに提供できることに大きな期待を寄せています」

Shazamは、音楽をiPhoneに聞かせることでその曲が誰のなんという曲かを調べてくれるアプリ。ダウンロード回数は全世界で10億回を超えており、毎日2,000万回以上の曲認識が利用されているという。

Appleは昨年にも「Shazam」の買収計画を明かしていたが、EU競争法(独占禁止法)に違反する恐れがあるとして、欧州委員会によって買収に待ったがかけられていた。しかし、今月6日に欧州委員会から買収承認が降りており、近いうちに買収される見通しとなっていた。

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