米国時間7月30日、Appleは2019年第3四半期 (2019年4~6月期) の業績を発表した。
決算発表によると、同四半期の売上高は538億900万ドルで、前年同期比で1%増となった。純利益100億4,400万ドルで前年同期比13%減の3期連続の減益に。ただし、希薄化後の1株あたり利益は2.18ドルとなり、事前のアナリスト予測(2.10ドル)を上回った。参考として、昨年同期(2018年第3四半期)は売上高533億ドル、純利益115億ドルだった。
Apple、3四半期ぶりに増収
各製品の売上高や会社全体の総売上高・純利益 (および増減) は以下の表の通り。
総売上高 | 538億900万ドル ( +1% ) |
---|---|
純利益 | 100億4,400万ドル ( -13% ) |
売上高 | |
---|---|
iPhone | 259億8,600万ドル ( -12% ) |
Mac | 58億2,000万ドル ( +11% ) |
iPad | 50億2,300ドル ( +8% ) |
Wearable & Home | 55億2,500万ドル ( +48% ) |
Service | 114億5,500万ドル ( +13% ) |
今回の決算は、相変わらずiPhoneの販売不振が続いていることを示している。iPhoneの売上は前年同期比12%減の259億8,600万ドルで、iPhoneの高価格化のおかげで、他メーカーにシェアを奪われている形。スマートフォンの買い替えサイクルが長くなっているのも影響しているとみられる。ちなみに、iPhoneの売上が売上の大半を占めなかったのは2013年以来初となる。
しかし今回の決算ではiPhone以外の部門が好調を示した。新型モデルを次々と発表したことでMacやiPadの売上が伸びており、さらに最も力を入れている分野のひとつであるサービス部門についても前年同期比13%増を記録している。
地域 | 売上高 |
---|---|
アメリカ | 250億5,600万ドル ( +2% ) |
ヨーロッパ | 119億2,500万ドル ( -2% ) |
中国 | 91億5,700万ドル ( -4% ) |
日本 | 40億8,200万ドル ( +6% ) |
アジア太平洋地域 | 35億8,900万ドル ( +13% ) |
地域別では米国が2%増加、日本も6%増加となったが、欧州と中国は2%と4%の減少となった。
ちなみに、Appleは2019年第4四半期の決算発表については610~640億ドルの売上を予測している。これはアナリスト予測を上回るもので、これらの発表を受けて、Apple株価は4%以上増の218.44ドルをつけている。
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