Appleが、米企業として初の時価総額1兆ドル企業になるまで、あともう少し。
現地時間7月31日から8月1日にかけて、Appleの株価は204.36ドルに急進し、時価総額は9,500億ドル以上にまで増えた。このおかげで、誰も達成したことのない時価総額1兆ドルまであと残りわずかのところまで来ている。
Apple、前人未到の時価総額1兆ドル企業になるか
Appleの株価が急進している理由は、直近の決算内容がウォール・ストリートの市場予測に比べて好調であったためだ。Appleの業績が好調であると分かった投資家たちはAppleの株を購入し、史上最高値を更新中。今後も順調に株価が伸びれば、時価総額1兆ドルも決して夢ではないだろう。
2018年第3四半期の決算内容はこちらから。
Appleが時価総額1兆ドル企業になる、というトピックについて注意すべき事柄がある。それはAppleが自社株買いを行っているため徐々に発行済株式数が減少している、ということ。
時価総額は株価×発行済株式数で計算するため、株価が上昇しても、株式数が減少すれば時価総額は減ることがあり得るのだ。
Appleの現在の株価は204.36ドルで、5月時点の株式数で計算すると時価総額はすでに1兆ドルを超えた計算になる。実際、現在の正しい株式数が反映されていないヤフーの情報では、Appleの時価総額が1兆ドルを超えたと表示されている(via 9to5Mac)。
しかし、件の自社株買いが行われた結果、現在の発行済株式数は48億5000万株程度と見積もられているため、実際に時価総額が1兆ドルを超えるには最低でも株価は206ドルから207ドルを超える必要がある。もちろん、もっと自社株買いが進めば、さらなる株価上昇が必要になる。
前人未到の時価総額1兆ドル企業まで、本当にあと残りわずか。直近の好決算を受けて、市場はAppleの業績に対してとてもポジティブなイメージを持っているはず。早くて数日もしくは数週間のうちに時価総額1兆ドルを達成することもありえるのかもしれない。Apple株価は決算以降、2日連続で高値を更新中だ。
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