現地時間12月3日、Googleの共同創業者であるLarry Page(ラリー・ペイジ)氏とSergey Brin(セルゲイ・ブリン)氏が、それぞれCEOと社長を辞任することを発表した。
ペイジ氏がAlphabetのCEOを辞任し、ブリン氏は社長を辞任する。後任のCEOは、GoogleのCEOを務めるサンダー・ピチャイ氏が兼任する形で就任。社長職は廃止となるため、ブリン氏の後任はいない。
サンダー・ピチャイ氏がAlphabetのCEOを兼任
サンダー・ピチャイ氏がGoogleおよびAlphabetのCEOを兼任することによって、サンダー・ピチャイ氏の影響力はさらに拡大することが予想される。ちなみにペイジ氏とブリン氏は取締役としてピチャイ氏に対してアドバイスを提供する。
Alphabetが設立されたのはわずか4年前の2015年。当時は、Googleとその他のビジネスを分けるための親会社として設立。いまも自動運転技術など検索ビジネス以外の分野に積極的な投資を行っているが、ペイジ氏とブリン氏は公開したブログ記事において 「Alphabetの存在は十分に確率され、GoogleとOther Bet(その他の”賭け”) が独立した企業として効果的に運営されるようになったいま、私たちの管理構造を簡素化するいいチャンス」 「より良く会社を経営する方法として、私たちが管理職の役割を保持するべきではない」 とコメント。さらに、AlphabetとGoogleにはふたりのCEOとひとりの社長がいる必要はなくなった、とも発言している。
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