現地時間6月3日、AppleはAirTagのプライバシー保護機能を改善するファームウェアアップデートの配信を開始した。
アップデートは手動ではできず、AirTagがiPhoneの近くにある場合に自動で適用される。アップデートが適用されたかどうかは、「探す」 アプリで各AirTagの名前をタップしてバージョンが 「1.0.276」 になっているかどうかで確認できる。
所有者から離れたときのサウンド再生が8時間〜24時間で発生
CNETによると、今回のアップデートでは、AirTagが所有者から離れたときのサウンド再生が8時間〜24時間のランダムなタイミングで起こるようになったという。
当初は所有者から3日間は離れていなければサウンドが鳴らない仕組みで、他人のAirTagによってストーキングされているのを発見するのに時間がかかることから、プライバシー保護機能としては不十分だとユーザーから指摘されていた。
さらにAppleは、Androidユーザーでも他人のAirTagや 「探す」 ネットワーク対応デバイスでストーキングされていることを検出できるよう、Android向けアプリも開発中であるとのこと。同アプリは今年後半にリリース予定であるとのことだ。
同アップデートは本日から配信が開始されており、AirTagがiPhoneの近くにある場合に自動で適用される。バージョンは 「1.0.276」 だ。
Appleが上記アップデートの改訂版の配信を開始したことが判明した (via MacRumors) 。バージョン自体は 「1.0.276」 のままで変わらないものの、ビルドナンバーが 「1A276d」 から 「1A287b」 に変更されているという。
アップデートの詳細は不明だが、何らかの小さな変更があったものと考えられる。
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