
Appleは1月26日、紛失防止タグ「AirTag (第2世代)」を同月28日より販売すると発表した。
「AirTag」は2021年に初代モデルが登場して以来、鍵や財布、バッグ、スーツケースなどの管理用途で利用されてきた人気のアクセサリ商品だ。新型モデルとなる「AirTag (第2世代)」では、測位距離の拡大やスピーカー音量の向上など、探しやすさを中心に改良が施されている。
本稿では、「AirTag (第2世代)」がどのように進化したのか、前世代のモデルと比較してみた。新モデルの登場に合わせて購入を検討している方に参考になればと思う。
「AirTag(第2世代)」の主な進化ポイント
- 「正確な場所を見つける」の測位距離が最大50%拡大
- スピーカー音量が約50%向上し、より遠くから音で探せる
- Bluetooth通信範囲が拡大し、検出しやすくなった
- Apple Watch(Series 9以降/Ultra 2以降)でも精密探索に対応
- 筐体に再生プラスチック(85%)を使用し環境配慮を強化
- 本体サイズは同一で、既存アクセサリをそのまま利用可能
1. 「正確な場所を見つける」機能の進化
第2世代では、新しい超広帯域チップを搭載したことで、「正確な場所を見つける」機能が強化された。初代モデルと比べて測位可能な距離が広がり、最大で約50%遠い位置からでも、紛失した持ち物の方向や距離を案内できる。屋外はもちろん、屋内で家具の下や別の部屋に置き忘れた場合でも、より素早く場所を特定しやすくなった。
また、第2世代では対応デバイスが広がり、iPhoneに加えてApple Watchでも「正確な場所を見つける」機能が利用可能になった。対応モデルはApple Watch Series 9以降、またはApple Watch Ultra 2以降で、手元のApple Watchから直接持ち物を探せるようになったことで、利便性が向上したと言えるだろう。
ただし、日本では電波法および総務省のUWB運用制限がある関係で、屋外での超広帯域無線のフル性能が発揮できない可能性が高く、国内ではApple Watch以外において「正確な場所を見つける」機能に関する恩恵は得られないものとみられる。
2. スピーカー音量と聞き取りやすさの向上
内部構造の見直しにより、スピーカーの音量も向上している。音の大きさは前世代比で約50%増加し、これまでより離れた場所からでも通知音を確認しやすくなった。周囲の生活音にも紛れにくくなったとしており、バッグの中や部屋の隅に置き忘れた場合でも、音を頼りに見つけやすくなりそうだ。
3. 通信範囲と接続性の拡大
Bluetoothチップのアップグレードにより、通信範囲も拡大した。これにより、AppleデバイスがAirTagの電波を拾える範囲が広がり、「探す」ネットワークを通じた位置情報の取得が、より安定して行えるようになっている。
4. 互換性:初代モデル用のアクセサリは使える?
筐体には再生プラスチックが多く使われており、全体の約85%を再生素材が占める。環境への配慮を進めつつ、外観やサイズは初代モデルから変更されていない。
そのため、既存のAirTag用キーリングやホルダーなどのアクセサリは、引き続きそのまま使用できる。買い替え時に周辺アクセサリを新調する必要がない点も安心材料だ。
価格は、1個入りが4,980円、4個入りが16,980円(どちらも税込)で、初代モデルから据え置き。探しやすさを重視するユーザーにとって、第2世代は堅実な進化を遂げたモデルと言えそうだ。
(画像:Apple)
