Serif Labs社が提供している優秀なドローツールアプリ「Affiny Designer」だが、現在Windows版の開発が行われていることが明らかになった。
今まではMacユーザーだけしか利用できなかったアプリだが、今後はWindowsユーザーも同アプリを使えるようになるようなので詳しくお伝えしようと思う。
今週末のNEC Showで公開され、数ヶ月先にはパブリックベータテストも
現在、Serifは「Affinity Photos / Designer」の両アプリのWindows版を鋭意開発中で、今後パブリックベータ版をリリースする予定であることを明らかにした。
ベクタードローツールといえば、「Adobe Photoshop」や「Illustrator」を思い浮かべる人が多いと思うが、Macにはその他にも優秀なドローアプリが存在する。
僕が使っている「Affinity Designer」もその一つで、「Apple Design Award Winner 2015」にも選ばれたほどの優秀ドローツールだ。昨年の年末や今年の年始に半額セールを実施されていたので、その機会に購入したという人もいると思う。
中にはMacを持っていないために利用することができない人も多く存在し、Windows版の開発を期待する声も少なからず存在したようだ。
現在、SerifはMac版の開発陣とは別にWindows版の開発チームを設立し、Mac版とは完全互換性をもたせたバージョンの製作を行っているという。そして、今週末にイギリスで開催されるNEC Showで初公開され、その数ヶ月後にはパブリックベータテストが開始される予定であるとのことだ。
今回のニュースはWindowsユーザーにとってグッドニュースなのは間違いないが、Mac版ユーザーにとってもいい話だ。今までMac版を持っている人はWindows版との互換性が全くなく、あくまでMac上でのみ使用するだけといった限定的な使い方しかできなかった。
今後、両OS上で互換性が生まれることで「Affinity」シリーズだけで仕事できるようになるため利用者も増えることだろう。
現在、Serifは「Affinity」シリーズのベータテスターを募集している。いち早く使ってみたいという人や、Mac版を所有しているWindowsユーザーは申し込んでみてもいいのではないだろうか。
[ via Affinity ]