10月13日、アドビはiPad版 「Adobe Photoshop」 に、Camera Raw機能をまもなく実装予定であると発表した。
発表に伴い、Photoshopチームのプロダクトマネージャー、Ryan Dumlao氏によるアップデートのビデオデモが公開されている。
iPad版 「Adobe Photoshop」 にCamera Raw機能、近日登場予定
Camera Rawは、PhotoshopでRAW画像を読み込むための機能。すでにデスクトップ版で実装されている機能だが、同機能がまもなくiPad版でも利用できるようになる。
公開されたデモでは、富士山と鳥居の写真を、Camera Raw機能を使って編集している様子が確認できた。
Camera Raw機能の実装により、DNGからApple ProRAWまであらゆるフォーマットのRAW画像をiPadで読み込めるようになり、露出やノイズなどの調整、RAW画像の非破壊編集や自動調整が利用できるようになる。
Apple ProRAWにも対応するため、iPhone 12 Pro/13 Proで撮影した写真をiPadに取り込み、そのまま編集できるようにもなるはずだ。提供開始時期について具体的には明言されていないものの、まもなくと案内されていることから、おそらくここ数週間以内に実装されるのではないだろうか。
ちなみに、Adobeは今月27日から 「Adobe Max 2021」 を開催予定。「Adobe MAX 2021」 は、”クリエイティブの楽しさをすべての人に” をテーマに開催するクリエイティブの祭典。今年はバーチャルイベントとして世界同時開催となる。参加費は無料。Adobe製品に関する新機能が発表されるものとみられる。