10月15日、Adobeは人気画像編集・デザインソフト「Photoshop」のフルバージョンをiPad向けにリリースすることを発表した。アプリ名は「Photoshop CC for iPad」で、提供開始は2019年を予定しているとのこと。
現在、iPad向けには「Photoshop」という名前が含まれるアプリが複数提供されているが、これらはあくまでPC版「Photoshop」の一部の機能だけが使えるアプリとなっていたため、全機能をフルに利用して編集したい場合はPC版を使うしかなかった。
しかし、2019年から提供されるアプリはPC版のほとんどの機能を使うことができるアプリになる予定。レイヤーなどのお馴染みの機能が使えるほか、PC版で作成したPSDファイルを読み込んで編集することもできるという。また、自動でPC版とiPad版のデータを同期する機能も利用可能であるとのこと。
冒頭でもお伝えしたが、「Photoshop CC for iPad」は2019年にリリースされる予定。詳細なリリース日などはまだ発表されていないため、利用したい方は今後の情報を楽しみに待とう。ちなみに、Appleも公式サイトで詳細を発表しているため、気になる方はニュースリリースをチェックしていただければと思う。
また、AdobeはiPad向けに「Project Gemini」を開発中であることも同時に発表している。
「Project Gemini」は、Photoshopのビットマップ形式とIllustratorのベクター形式の両方に対応したドローイングソフトで、両ソフトを行き来することなく1つのソフトで編集を完結することができるのが特徴だ。
同ソフトではPhotoshopのブラシが適用できるほか、新機能のダイナミックブラシも用意されるという。ファイル保存形式はPhotoshopと同じPSDファイルになるため、Photoshopと行き来しながらの編集も可能だ。こちらも提供は2019年になる予定。