アドビは、写真向けのサブスクリプションサービス 「Adobe CC フォトプラン (20GB)」 を今月15日より価格改定する。
これまでの月額1,180円から月額1,780円となり、月600円値上げするかたち。また、年間プラン (一括払い) についても12,936円→14,080円と1,144円値上げすることになり、1ヶ月あたりにすると約95円高くなる計算だ (価格はいずれも税込) 。
この新料金は、2025年1月15日以降に迎える次回更新日から適用される。契約更新の約30日前にAdobeから価格改定のメールが届くという。
ちなみに、月額1,780円で12ヶ月契約するよりも一括で支払った方が圧倒的に安いことから、年間を通して利用したい場合はぜひ年間プラン (一括払い) への移行をオススメしたい。
個人版の価格改定詳細 (2024年12月16日発表)
製品 | プラン | 旧価格 | 新価格 |
---|---|---|---|
コンプリートプラン | 月々プラン (月々払い) | 10,280円 | 12,380円 |
年間プラン (月々払い) | 6,480円 | 7,780円 | |
年間プラン (一括払い) | 72,336円 | 86,880円 | |
月々プラン (月々払い) | 3,828円 | 4,980円 | |
単体プラン | 年間プラン (月々払い) | 2,728円 | 3,280円 |
年間プラン (一括払い) | 28,776円 | 34,680円 | |
Lightroom 1TB | 年間プラン (月々払い) | 1,180円 | 1,480円 |
年間プラン (一括払い) | 12,936円 | 14,080円 | |
フォトプラン 20GB | 年間プラン (月々払い) | 1,180円 | 1,780円 |
年間プラン (一括払い) | 12,936円 | 14,080円 | |
フォトプラン 1TB | 年間プラン (月々払い) | 2,178円 | 2,380円 |
年間プラン (一括払い) | 26,136円 | 28,480円 | |
InCopy | 月々プラン (月々払い) | 968円 | 1,080円 |
年間プラン (月々払い) | 638円 | 680円 | |
Adobe Substance 3D | 年間プラン (一括払い) | 6,336円 | 6,780円 |
月々プラン (月々払い) | 2,398円 | 2,680円 | |
テクスチャリング Adobe Substance 3D | 年間プラン (一括払い) | 26,818円 | 29,980円 |
月々プラン (月々払い) | 6,028円 | 6,680円 | |
Collection | 年間プラン (月々払い) | 5,808円 | 6,480円 |
年間プラン (一括払い) | 67,078円 | 74,380円 | |
学生教職員版初年度 | 年間プラン (月々払い) | 1,980円 | 2,180円 |
年間プラン (一括払い) | 23,760円 | 26,162円 | |
学生教職員版2年目 | 年間プラン (月々払い) | 3,278円 | 3,610円 |
年間プラン (一括払い) | 39,336円 | 43,322円 | |
Adobe Express | 月々プラン (月々払い) | 1,078円 | 1,180円 |
年間プラン (一括払い) | 10,978円 | 11,980円 |
より大容量のストレージが付属する 「Adobe CC フォトプラン (1TB)」 については月額2,380円を維持する。
また、上記の価格改定にあわせて1月15日より新規契約の受付を停止する。今後は既存ユーザーのみが (解約しない限り) 同プランを継続利用することが可能だ。
上記の発表は、昨年12月15日にグローバル向けに行われていたもので、日本向けに改めてアナウンスされたかたち。
アドビは今回の値上げについて、愛好家からプロまで幅広いユーザーのニーズに応えるため、Creative Cloudフォトプランを継続的に改善していること、そして最近ではモバイル版LightroomやiPad版Photoshopなどが提供されており、それぞれで最新技術を活用した画像編集ソリューションが利用できるようになったことなど、機能面の進化などを挙げている。
ちなみに、「Adobe CC フォトプラン」 は昨年2月のAdobe CCの大幅な料金改定の際に、月額1,078円→1,180円に値上げされていた。昨年2月の値上げは、Adobeの各サービスに生成AIに関連する機能を搭載したこと、そして為替レートの変動に対応するためとされていたが、月額1,078円の料金が設定された頃の米ドル為替レートは1ドル100円前後であったことから、今回の値上げも昨今の円安を受けたものと予想され、昨今の為替レートを鑑みると妥当と言えそうだ。
(画像:Adobe)