当メディアはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Adobe Fireflyに新たな生成AIモデル 「Image Model 4」 登場。より高精度に画像生成できる 「Ultra」 も

Adobeは、ロンドンで開催されるクリエイティビティカンファレンス 「Adobe MAX London 2025」 にあわせて、Adobe Fireflyの新たな画像生成AIモデル 「Adobe Firefly Image Model 4」 および 「Image Model 4 Ultra」 を発表した。本日より、WEB版のFireflyを通じて一般提供を開始する。

これらの生成AIモデルを投入することで、Fireflyはこれまで以上にプロンプトの内容から忠実に画像生成できるようになるほか、人物・動物・建築物に至るまで、よりリアルなレンダリングが可能になる。

スポンサーリンク

新たな画像生成AIモデル 「Image Model 4」 「Image Model 4 Ultra」 が登場

今回発表された 「Image Model 4」 には、通常のモデルのほかに、ウルトラの名を冠した上位のAIモデルが用意されている。

「Image Model 4」 は、日常やクリエイティブシーンのなかで使用することを想定したAIモデルで、高品質な画像を迅速かつ効率的に生成できる。主に、シンプルなイラストやアイコン、基本的な写真オブジェクトの作成に最適で、一般的なクリエイティブ要件の90%をカバーできるという。

「Image Model 4 Ultra」 は、より高精度でリアリティのある画像を生成するのに最適なモデル。人物のポートレートや、複数人が映るグループ写真など、より高いディティールとリアルさを求める際に最適だ。用途別に使い分けるだけでなく、例えば 「Image Model 4」 でアイデア出しをして、「Image Model 4 Ultra」 で高度な画像を生成するといった利用方法も考えられる。

また、「テキストから画像生成」のコントロールが拡充し、美的フィルターを適用したり、特定のスタイルを選択したり、構図を正確に一致させたりと、これまで自在にカスタマイズして画像を生成できるようになった。

参考例として、いくつか作例が紹介されている。左側のポートレートは40代半ばのアジア系女性を描いたもの。顔に手を当て、壁に掛かった楕円形の鏡の前に立っている。鏡には滑らかな肌をした自身の顔が反射して映っており、幸せそうな表情をしている。

一方で、右側のポートレートはスタイリッシュな服装の年配の女性を描いたもの。大きなメガネをかけており、どこかの大企業のエグゼクティブのような知的で聡明そうな雰囲気を醸し出している。

他の作例は以下。

動物たちも、リアルな自然でたくましく生きている様子が描かれている。アフリカの密林の水場に集まるゾウの群れは、これまでにないくらいリアルに感じられる。

建築物の写真は、建材と照明の色温度が醸し出す色調や、光の反射がリアルに描写されている。

文字の中に画像を埋め込んだスタイリッシュなデザインも作成可能。ニューヨーク・タイムズスクウェアの高さのある景色を、ダイナミックな縦向きで表現。大胆で目を引くタイポグラフィは、エネルギッシュで活気があるマンハッタンらしい表現だ。

そのほか、2Dと3Dのイラストもより豊かな表現が可能になっている。

(画像提供:Adobe)