10月14日、Adobeは米マイアミで開催中の「Adobe MAX 2024」にあわせて、「Adobe Express」の最新アップデートを発表した。
Adobe Expressでは、新たにLightroomとInDesignのファイルの読み込みができるようになるほか、画像やテキストを瞬時にアニメーション化できる機能などが追加される。
LightroomとInDesignのファイルの読み込みが可能に
これまでAdobe Expressは、IllustratorやPhotoshop、PDFファイルのファイル読み込みに対応していたが、今回から新たにLightroomとInDesignのファイルの読み込みに対応。
Lightroomのライブラリから写真を読み込んだり、InDesignのファイルを読み込んでレイヤーを保持したまま自由に編集できるようになる。
画像やテキストを瞬時にアニメーション化できる「すべてをアニメート」
「アニメーション」の中にある5つのプリセットの中から好きなものを選ぶと、画像やテキストなどコンテンツのすべての要素に自動でアニメーションが付与される新機能「すべてをアニメート」が登場。
個々の要素の動きやタイミングは自由にアレンジ可能で、ただの静止画から目をひくアニメーションが簡単に作成可能だ。
サイズ変更機能に「拡張」メニューが追加
目的や用途に合わせて画像のサイズを変更し、余白部分を生成拡張によって埋めることでコンテンツを最適化できる「拡張してサイズ変更」が追加。
サイズ変更の中にある「拡張」メニューから特定の形式にチェックを入れた状態でサイズ変更を実施することで、サイズを変更しつつ余白を生成をすることができる。バリエーションは3種類生成されるため、この中から好みのものを選択すればOKだ。
1つのコンテンツに対して複数のバリエーションを簡単に作れる「一括作成」
キャンペーン画像などでコンテンツの配置はそのままに、画像やテキストなど中の要素だけを変更したいときに便利な「一括作成」機能が追加。たとえば毎月のキャンペーンや連載物のバナーを作成したいときなどに便利だ。
差し替えたい情報を入力したCSVファイルを入力するだけで、コンテンツの中の要素を紐付けた状態で置き換えしていく。
キャッチコピーを自動で調整してくれる「書き換え」
コンテンツ内の文章をリフレーズしたり、文章を調整したり、語調を整えてくれる「書き換え」という機能が追加。
ちょっと堅苦しい告知文をより親しみやすいカジュアルな文章にリフレーズしたり、長い告知文を短縮するのをAIが自動で実施してくれる。
ブランドキットで統一したコンテンツ作成が可能に
チームや組織でブランドに沿ったコンテンツを作成し、コラボレーションを加速する機能として、「ブランドキット」が利用可能に。
あらかじめ登録してあるロゴやカラー、フォントなどの情報をワンクリックでデザインに反映でき、コンテンツの一貫性を保つことができる。
また、SNS投稿のカレンダーがチーム内で共有できるようになり、共同で運営するSNSなどでの公開前の投稿をチームやクライアントとより便利に確認・編集できるようになった。
上記の最新機能が反映された「Adobe Express」はこちらのリンクから利用可能だ。
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(画像：アドビ)