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Adobe、コンテンツクレデンシャル付与できる 「Adobe Content Authenticity」 PB版をリリース

Adobeは、ロンドンで開催されるクリエイティビティカンファレンス 「Adobe MAX London 2025」 にあわせて、クリエイターが自身のデジタル作品に対してコンテンツクレデンシャルを付与できる無料のwebアプリ 「Adobe Content Authenticity」 をパブリックベータ版としてリリースしたと発表した。

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無料webアプリ 「Adobe Content Authenticity」 のパブリックベータ版がリリース

コンテンツクレデンシャルとは、デジタル作品にメタデータとして付与することで、クリエイターが自身や作品に関する情報を共有できるというもの。デジタル作品に対して外部から編集できない署名を付与するようなイメージだ。

このコンテンツクレデンシャルを活用することで、透明性と信頼性が高く、クリエイターが尊重されるデジタルエコシステムの構築に貢献できるとしている。

これまで、AdobeではFireflyで生成したアセットには自動でコンテンツクレデンシャルが付与されていたが、今回リリースした 「Content Authenticity」 アプリは、クリエイターが所持しているデジタル作品に対して直接コンテンツクレデンシャルを付与できるアプリとなる。

コンテンツクレデンシャルに付与する認証情報は、SNSアカウントのリンクに加えて、Linkedinとの提携によってアプリに統合された 「Verified on LinkedIn」 による認証済みの著作情報など。

コンテンツクレデンシャルは、最大50個のJPEGまたはPNGファイルに一括して適用できる。近日中にビデオファイルやオーディオファイルなど、より大容量のファイルや他のメディアタイプにも対応予定だ。

さらにContent Authenticityアプリには、「生成AIのトレーニングと使用に関する設定 (Generative AI Training and Usage Preference)」 機能があり、クリエイターは自身の作品をAIのトレーニングに使われたくないという意思をコンテンツクレデンシャルを通じて他の生成AIモデルに通知できる。

Adobeは政策立案者や業界パートナーと緊密に連携し、コンテンツクレデンシャルに基づいた効果的でクリエイターフレンドリーなオプトアウトの仕組みの確立を目指していくとしている。

(画像提供:Adobe)