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Adobe、Animateの「提供終了」方針を撤回。メンテナンスモードで無期限継続へ

アドビは2月4日(現地時間)、2Dアニメーション制作ソフト「Adobe Animate」の取り扱いについて、従来発表していた内容を修正し、提供終了を行わず「メンテナンスモード」で継続する方針を明らかにした。

同社は2月2日ごろ、Animateの提供終了に関する案内をメールや公式FAQで告知していた。当初の発表では、2026年3月1日以降の新規販売・新規ダウンロードを停止し、一般ユーザー向けのサポートは2027年3月1日まで、エンタープライズ顧客向けは2029年3月1日までとされていた。

しかし、その後公開された最新のFAQおよびコミュニティ向け告知により、これらの内容は撤回・修正されている。

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提供終了を撤回、「メンテナンスモード」で提供継続へ

アップデートされた公式FAQの内容

2月4日時点での公式情報によると、Adobe Animateは今後「メンテナンスモード」として運用される。

具体的には、新機能の追加や大規模な機能開発は行われないものの、セキュリティ更新や重大なバグ修正は継続される。また、これまで示されていた新規販売終了の計画は取り下げられ、既存ユーザーだけでなく新規ユーザーも引き続き購入・利用が可能とされている。

アプリケーション本体や、FLAファイルなどの既存プロジェクトデータへのアクセスについても、終了予定は設けられておらず、無期限で継続すると明記された。初期の案内に含まれていた「EOL(End of Life)」や「将来的にアクセスが終了する可能性がある」といった表現は、現状と異なるとして削除されている。

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発表から短期間での方針転換

今回の修正は、最初の案内からわずか1〜2日後に行われた。提供終了と受け取られかねない表現が広く拡散されたことで、長年Animateを使用してきたユーザーを中心に混乱が広がっていた。

その後、アドビのコミュニティマネージャーは「メンテナンスモード製品としての説明が十分ではなかった」として、当初の案内について説明が十分ではなかったとして、現行方針をあらためて説明している。公式コミュニティや関係者の発信でも、「Animateを提供終了する計画はない」「アクセスは維持される」といった説明が繰り返し行われている。

Adobe Animateは、Web黎明期を支えた「Adobe Flash Professional」を前身とし、2016年の改称以降もHTML5 Canvasや動画向けのアニメーション制作ツールとして利用されてきた。一方で近年は、新機能の追加が停滞し、アドビの主要イベントでも言及される機会が減っていた。

今回のメンテナンスモード移行により、Animateは積極的に進化する製品ではなく、既存ユーザーの制作環境を維持するためのツールとして位置づけられることになる。今後も一定の安定性は保たれるものの、長期的な制作環境としてどう向き合うかは、ユーザー側に委ねられる部分も大きい。

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(画像:Adobe)