今秋の登場が予想されている16インチMacBook Pro。現行の15インチMacBook Proから本体サイズが変わらずに画面縁のベゼルが極狭化することで、相対的に画面サイズが大きくなることが予想されているが、この新型16インチMacBook Proは現行の15インチMacBook Proを置き換えることになるかもしれない。
これを伝えているのは、IHS MarkitのアナリストJeff Lin氏。彼は投資家向けレポートの中で、16インチMacBook Proが今年9月に生産が開始され、同年10月に発売すると伝えた。さらに、同モデルには最大8コアの第9世代のIntel製プロセッサ (Coffee Lake-Hプロセッサ) が搭載され、現行モデル15インチMacBook Proを置き換える形で登場するとしている。
16インチMacBook Proは15インチモデルを置き換える形で登場?
彼の予測通りなら、今秋からMacBook Proは13インチ・15インチ・16インチの3ラインナップになるのではなく、あくまで13インチと16インチの2種類のラインナップになる可能性が高いということ。これまでの情報では、16インチMacBook Proは15インチMacBook Proと筐体サイズはほぼ変わらないと伝えられているため、それは理に叶った話の様にも聞こえる。
しかし、一部の著名アナリストたちの中には15インチMacBook Proは継続販売される可能性を依然として伝えている。
現行の13インチモデルと15インチモデル
Appleが合計3種類のMacBook Pro (エントリーモデルを入れると4種類) を販売し続けるというのは、ラインナップの統一性の観点からやや考えづらいものの、16インチMacBook Proが高額になることを考慮した場合、15インチモデルを少し安い価格で提供し続けるのもありえない話ではない。
果たしてJeff Lin氏の言う通り、15インチモデルは廃止されるのだろうか。
ちなみに16インチMacBook Proは前述したように最大8コアの第9世代のIntel製プロセッサを搭載するとJeff Lin氏は伝えている。つまり、これは現行15インチMacBook Proとさほど性能的には変わらない可能性があるということ。もしこの情報が正しいのであれば、すでに15インチMacBook Pro (2019) をお持ちの方は買い替える必要はほとんどないと考えていいだろう。
ただし、搭載されるキーボードがバタフライキーボードではなく、新しいシザー構造キーボードになるとの予想。さらに画面の大型化に伴い画面解像度も大型化すると予想されている。
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