Google、Microsoft、Facebook、TwitterといったIT大手が加入するデータ転送プロジェクト 「Data Transfer Project(DTP)」 に、Appleが加入することが発表された。同プロジェクトに参加するにあたって、AppleはiCloudへのデータの出し入れが簡単にできる相互運用可能なシステムを開発することを明らかにしている。
Appleがデータ転送プロジェクト「Data Transfer Project」に加入
Data Transfer Project(DTP) は、Google、Microsoft、Facebook、Twitterといった米大手IT企業が立ち上げたオープンソース・プロジェクト。各社のオンラインサービス間でデータ移行を簡略化するためのプロジェクトで、Google TakeoutやFacebookのAccess Your Informationのような各データエクスポートツールに互換性を持たせることで実現する。
このプロジェクトなら、例えばユーザーがFacebookにあるデータをGoogleフォトに直接転送するといったことが可能だ。これまではFacebookに保存されているデータを一時的にPCやスマートフォンに保存し、再度Googleフォトにアップロードする必要があったが、今後は実質的に一手間減らせることになる。これに新たにAppleが加われば、iPhoneに入っている連絡先をFacebookに移行させる、なんてことも可能になる。
同プロジェクトが立ち上げられたのは2018年7月。初期メンバーであるGoogle、Microsoft、Facebook、Twitterの4社はプロジェクト立ち上げ当初から同プログラムを独占することなく、他会社と協力して普及させていく考えを示していた。
個人情報の取り扱いに慎重な姿勢を見せてきたAppleが、他の会社とデータのやり取りができるようになるDTPに参加するとは考えてもみなかったが、ユーザー側からすれば今後とても便利になりそうな予感。
ちなみに同プロジェクトは現在進行形で進んでおり、これまでに42,000行以上のソースコードが挿入されている。完成すれば、少なくとも 「ひとつのサービスにデータを預け過ぎているから他サービスへの移行ができない」 といった悩みは解消されることになるだろう。
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[ via The Verge ]