メルカリ、サッカーJ1 「鹿島アントラーズ」 の経営権を取得

フリマアプリ 「メルカリ」 を運営する株式会社メルカリは、サッカーJ1 「鹿島アントラーズ」 の経営権を取得することを発表した。同チームの運営会社 「鹿島アントラーズ・エフ・シー」 の発行済株式72.5%のうち61.6%を日本製鉄から取得する契約を締結。取得額は約16億円、譲渡は8月30日付で行われる。

スポンサーリンク

メルカリ株式会社が 「鹿島アントラーズ」 の経営権を取得

メルカリ株式会社は、フリマアプリ 「メルカリ」 を運営する会社。2017年4月に鹿島のクラブオフィシャルスポンサーに、そして同年12月にはユニフォームスポンサー契約を締結している。今回経営権を取得するのは、メルカリのサービスとの相乗効果が見込めるからだろう。

鹿島アントラーズは住友金属が1947年から経営権を保有。住友金属は2012年に新日鉄との経営統合を果たしているが、それ以降も鹿島の筆頭株主だった。今回の株式譲渡後も引き続き鹿島アントラーズの主要株主として同社の経営に関与していくとしている。

IT大手がJリーグなどのスポーツビジネスに出資するケースが増えている。2018年にはミクシィがFC東京の運営元に出資。同年10月にはサイバーエージェントがJリーグ2部のFC町田ゼルビアの経営権を取得している。さらに2014年12月には、大手通販の楽天がヴィッセル神戸の全株式を取得。バルサ化を掲げ、元バルセロナ所属のイニエスタ選手やダヴィド・ビジャ選手など欧州の著名プレイヤーを獲得し、注目を集めている。

また、Jリーグ以外では2017年7月に、株式会社CygamesがユベントスF.C.とのスポンサー契約を締結している。

ちなみにメルカリは今月25日に2019年6月期の決算報告を行っており、特別損失103億円超を計上することを明らかにしている。この特別損失はメルカリが保有する子会社株式の価格が低下したため。

連結業績予想は、純損益が137億円の赤字になる見通し。これは同社が提供するモバイル決済サービス 「メルペイ」 のキャンペーン費用が嵩んだためであるという。ただし、主力事業である 「メルカリ」 自体は売上高44.5%増の516億円になると予想している。

関連記事
QRコード決済の統一規格 「JPQR」、8月1日午前3時にスタート 銀行Payやメルペイ、LINE Payなど6サービスが導入へ
PayPay・メルペイ・LINE Payの3社合同キャンペーン第2弾が発表 セブン‐イレブンでお買い物で最大1,500円の還元

IT
FOLLOW US
タイトルとURLをコピーしました