今月11日に、5種類の未発表のiPadがEEC (ユーラシア経済委員会) に登録されたことをお伝えしたが、さらに2種類の未発表iPadが同委員会のリストに登録されたことがわかった。
これによってAppleは全部で7つのiPadの発売を控えていることがわかる。発売時期は不明だが、おそらく今秋に発売すると予想される。
新型iPadが2019年9月以降に発売か
EECは、ロシアやカザフスタンなどが属するユーラシア経済連合の管理機関。ユーラシア経済連合の地域で暗号化された技術を採用した製品を販売する際、同管理機関にデバイスを事前登録する必要がある。もちろんAppleも例外ではなく、新製品を出す数週間~数ヶ月前にEECに未発表デバイスを登録するのが通例だ。
今回、EECのリストに登録されたiPadのモデルナンバーは 「A2200」 「A2232」 の2種類。この2つのiPadは 「iPadOS (iOS 13)」 が搭載されているとリストに記載されている。同iPadOSは今秋リリース予定であることがAppleからアナウンスされているため、それ以前に発売することはあまり考えられず、発売は9月以降になる可能性が高い。
今月11日に見つかった5つの未発表iPadも、依然として発売には至っていない。11日に見つかった未発表iPadのモデルナンバーは 「A2068, A2197, A2198, A2228, A2230」 だったが、EECリストにはいずれもiPadOSが搭載されたモデルであると記載されていたため、今回見つかった2つのiPadを含めた7種類のiPadは今秋に同時リリースになるかもしれない。
ちなみに、11日に発見された5種類のiPadについても再登録されており、macOS 10.15 (Catalina) と記載されているが、iPadにmacOSが搭載することはありえないため、おそらく法的要件として書かされているものと予想される。ちなみに、macOS 10.15も2019年秋リリース予定だ。
今月11日に見つかったもの | 今月27日に見つかったもの |
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A2068, A2197, A2198, A2228, A2230 | A2200, A2232 |
新型iPadは噂の10.2インチモデル?
それぞれのiPadの内訳は不明ながら、これまでの傾向や情報を踏まえると、この2つのiPadは9.7インチiPadの後継モデルである可能性が高い。噂の10.2インチの画面を搭載したiPadである可能性もある。
10.2インチiPadは9.7インチiPadの画面を大きくしたモデルで、詳細なスペックなどは分かっていないが、前モデル 「9.7インチiPad」 よりは性能が高く、iPad Proよりは性能が低いミドルクラスあるいはエントリーモデルになるとの予想だ。すでに各方面から存在が伝えられているため、Appleが発売を控えているのはほぼ間違いないとみられる。
しかし、この10.2インチiPadだけで7種類のiPadを網羅するのは、ストレージやセルラーの有無だけでは不可能だろう。そうなると、Appleは10.2インチiPadのほかにも新型iPadを用意している可能性がある。具体的には昨秋に発売したiPad Pro(2018)の後継モデルである可能性。
ほとんど情報がない状態だが、今年に入ってからAppleは多数の製品のアップデートを行なっていることから、iPad Proにも2019年モデルが投入されてもおかしくはないだろう。
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[ via AppleInsider ]