7月9日、楽天モバイルは合同会社DMM.comの運営するMVNO事業 「DMM mobile」 、そしてインターネットサービス事業 「DMM光」 を買収することを正式発表した。
2019年7月4日に開催された取締役会において、2019年9月1日を効力発生日(予定)として、会社分割によって各事業を継承することを決定した。買収の対価として楽天モバイルはDMMに対して23億円を支払う。
楽天モバイル、DMM mobileとDMM光の買収を正式発表
楽天がDMMを買収する目的は既報の通り、顧客基盤の拡大のため。楽天は今年10月から携帯キャリア事業を開始する予定で、それまでに一定の顧客を確保しておきたい考えだ。
新たにDMM mobile・DMM光が今年9月1日から楽天エコシステムの中にはいるが、これらのブランドは買収・継承後も継続される予定だ。DMM mobileの契約者は24万人、DMM光の契約回線数は2万。
ちなみに事業継承後は、ポイントシステムの移行を予定しているとのこと。また、楽天エコシステムを活用した事業シナジーの最大化を目指すとしている。
楽天は、2014年10月から 「楽天モバイル」 のサービスを提供開始したが、それ以降国内MVNO契約数を順調に伸ばし、業界シェア1位を獲得した。売上高はサービス開始から約6倍に拡大し、楽天モバイルショップの店舗数も全国で500店舗を突破した。
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