ニンテンドースイッチに小型モデルが登場する— 。任天堂ゲーマーの間では昨年あたりから噂になっていることだが、それはいよいよ今月あるいは来月あたりに発表されると予想されている。
果たして新型ニンテンドースイッチはどんな製品になるのだろうか。海外から気になるリーク情報が出ているので当記事で詳しく紹介したい。
リーク画像①中国ゲームアクセサリメーカーに気になる画像が掲載
今回情報を伝えたのは、海外テクノロジーメディアのArsTechnica。同メディアは中国のゲームアクセサリメーカーHonsonのWEBサイトから、新型ニンテンドースイッチとおもわしき画像とそれに使用できるアクセサリに関する画像を発見した。
上記が実際に見つかった画像。これは新型ニンテンドースイッチのための液晶保護フィルムを紹介する画像だが、気になるのは背景に映るニンテンドースイッチの形。
よく見るとJoy-Conが本体に一体化していることがお分りいただけると思う。ニンテンドースイッチは小型のコントローラー 「Joy-Con」 を着けたり外したりして使うことが可能だが、この新型ニンテンドースイッチが本物であるならば、新型モデルはJoy-Conの着け外しができないことになる。
また、そのほかの特徴としてLとRのトリガーボタンの幅がやや広がっているようにも見受けられる。
これまでの情報では、新型ニンテンドースイッチは2種類用意されていて、1種類は性能を少し落とした廉価版モデル、そしてもう1種類はゲーマー向けの高機能モデルになるとされている。
もし上記の画像が本物の新型ニンテンドースイッチであるなら、性能を少し落とした廉価モデルにあたるのではないだろうか。実際、WSJの望月記者は廉価モデルはニンテンドー3DSの実質的な後継モデルになるというニュアンスで伝えていた。
ファンメイド画像を改変したものである可能性
ただし、筆者が個人的に気になるのは、先ほどのレンダリング画像が以前にファンメイドとして作成されたものにとてもよく似ているということ。上記画像が2017年にファンのひとりが作成した画像だ。当時からニンテンドースイッチ ミニの存在は噂されており、この画像は噂をもとに作成されたものだった。
今回見つかった画像は端末左下のキャプチャーボタンがなくなっているものの、そのほかの特徴はほとんど一致するため、ただ単にファンメイド画像を改変しただけのものである可能性が高そうだ。
リーク画像②今までに見たことのない新しい画像が掲載
前述の画像に関しては偽物である可能性が高そうだが、重要なのはここから。実はHonsonのWEBサイトには他の画像も掲載されており (現在は削除済み)、そのうちの1つがこれまでに出たことのない新しい画像となっている。以下がその画像だ。
BGRは上記の画像に対して、気になるコメントをしている。
こちらの画像は新型ニンテンドースイッチ向けに作られたクリアケースを紹介するためのものだが、上に浮いているニンテンドースイッチが前述のファンメイド画像を使い回したものではなく高いクオリティのものとなっていることから、BGRは本物(実機)からHONSONがレンダリング画像を作成したか、もしくは新型ニンテンドースイッチそのものである可能性を指摘している。
画像の仕上がり的には前者である可能性が高そうだが、ここまで正確に作り込まれている画像を見ると、これがニンテンドースイッチの新型モデルの本当の姿なのではないかと勘ぐりたくもなってしまう。
ちなみに、廉価モデルの新型ニンテンドースイッチはポータブル性を高くするため、筐体サイズが小型化すると噂されているが、それに関しては今回の画像から判断することは残念ながら不可能。
ただひとつ分かることは、Joy-Conが一体化するとおすそ分けプレイ (ふたつのJoy-Conをふたりで分ける) が利用できないということ。外部コントローラーを繋がない限り、完全なるシングルプレイ機になってしまうということだ。あくまでこれらのリーク情報が正確であった場合の話だが。
これまでありそうでなかったコンセプトで開発され、大ヒットを記録したニンテンドースイッチ。しかし、最近になってやや勢いも衰えてきたところ。販売のテコ入れのために新型モデルの投入がアナリストやジャーナリストから予想されている。
果たして新型ニンテンドースイッチはどんな端末になるのか。また、いつ発表されるのか。とても気になるところだが、詳細は任天堂の正式発表を待つ必要がありそうだ。
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