現地時間6月19日、Twitterはツイートに対する位置情報のタグ付け機能を廃止することを発表した。iOS/Androidの公式アプリから同機能を廃止する予定で、まだ日本のアプリでは使うことができるようだが、順次廃止されていくものとみられる。
この位置情報のタグ付け機能は、ユーザーの現在地をツイートに表示する機能。例えば東京タワーの下でツイートした場合、「東京 港区」 などと表示される。自分の位置を他ユーザーに知らせられる機能だった。
Most people don’t tag their precise location in Tweets, so we’re removing this ability to simplify your Tweeting experience. You’ll still be able to tag your precise location in Tweets through our updated camera. It’s helpful when sharing on-the-ground moments.
— Twitter Support (@TwitterSupport) 2019年6月18日
同機能を廃止した理由について、Twitterは 「使うユーザーが少ないから」 と明かしている。同機能を削除することで、よりシンプルなTwitter体験を提供できるとしている。
また、Twitterは触れていないが同機能を利用するユーザーのプライバシーに関する問題が発生することを未然に回避するためでもあるとみられる。
ただし、写真をアップロードする際に付与する位置情報については例外とする。Twitterアプリから撮影した写真については写真の下部に撮影地を入れることが可能だが、これは引き続きサポートされるとのこと。
これは写真をアップロードした時点で、それがどこで撮影されたものなのかが分かるケースがあるからだ。つまり裏を返せば、位置情報をツイートしたい場合はTwitterアプリで写真を撮影すれば可能であるということ。
このアップデートは近日中に行われるだろう。同機能を利用しているユーザーは少ないと思うが、変更があることはぜひ知っておくべきだろう。
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