ガジェッターにとって煩わしい問題のひとつが 「電源問題」 。普段から数多のデバイスに囲まれている我々は、家のどのコンセントでどのデバイスの電源を取ろうか、どうすればスマートに充電できるか日夜考えている。
しかし、その問題は 「CIO ハイブリッドマルチタップ」 が軽減できるかもしれない。「CIO ハイブリッドマルチタップ」 を使えば、コンセントの数を増やしながら、一緒に3つのUSBポートが拡張できる。
今回、株式会社CIOから 「CIO ハイブリッドマルチタップ」 のUSB-PD対応版のサンプルを提供していただいて、自宅の電源環境をプチ改善することができた。筆者と同じく自宅の電源環境の改善を考えている方、「CIO ハイブリッドマルチタップ」 の購入をぜひご一考していただきたい。
マルチ電源タップとUSB充電器が合体。USB-PDポートも備える
「CIO ハイブリッドマルチタップ」 は、マルチ電源タップとUSB充電器が合体した便利なハイブリッドマルチタップ。
電源タップとUSB充電器機能を備えたマルチタップは、スマートフォン・タブレットの普及とともに多くの製品が登場しているため、この手の製品は決して珍しいものではないのだが、「CIO ハイブリッドマルチタップ」 の場合は他にはない特徴として、昨今のトレンドの一つであるUSB-PD(Power Delivery)に対応している点がポイントだ。
また、電源タップ自体もとてもコンパクトなサイズになっているため、自宅で使うにも邪魔な存在になることがなく、持ち運びにも適しているというアピールポイントもある。
本体の大きさは120×65×25mmで手のひらサイズ。カバンに入れて持ち運ぶことも十分可能だ。電源タップを普段から持ち歩く人はそこまで多くはないとは思うが、旅行や帰省など外出先で電源確保が必要になる際に便利そうだ。
大元の電源を取るためのケーブルは、電源タップの横から引っ張り出す仕組み。ケーブルの硬さは一般的な電源タップと同じく少し固め。長さは約20cmと短いため、遠い場所から電源を取る場合には不適だが、旅行などなるべく物量を少なくしたい時のアイテムとしてはとても役立ちそうだ。
背面にもコンセントが1つ
製品仕様を詳しくチェックしていこう。
同製品には3つのACコンセントと各種USBポートが搭載されていて、ACコンセントはおもて面に2口、背面に1口の計3口。そしてUSBポートは通常のUSB Type-Aポートが2口、USB Type-Cポートが1口の計3口となっている。それぞれのポートの仕様は以下の通り。
ポート | 口数 | 出力 |
---|---|---|
ACコンセント | 3 | 1,400W |
USB Type-A | 2 | 各ポート:最大5V/2.4A 2ポート合計:最大12W Quick Chargeには非対応 |
USB Type-C | 1 | USB-PD (Power Delivery) 5V/3A, 9V/2A, 12V/2A, 15V/1.8A |
USBポートは合計最大:5.4A/27W 電源タップの定格容量:1,400W |
この中でも特筆すべきは、USB Type-Cポート。最大27W出力のUSB-PD 3.0(Power Delivery) に対応しているため、USB-Cケーブルを使用することでMacBookやMacBook Air、iPad Pro(2018)をほぼ最速で充電できる。また、AppleのMFi認証を取得した 「USB-C to Lightningケーブル」 を別途使用することで、iPhoneの高速充電も可能だ。
実際にiPad ProやMacBook Air(2018)で充電したところ、15V/1.8Aでの充電が可能だった。また、Nintendo Switchの場合は15V/1Aで充電できることが確認できた。
ただし、これらのUSBポートは3口合計で最大出力27Wとなっているため、iPad ProやMacBook Airを充電しているときに他デバイスも同時に充電すると充電スピードが落ちてしまう。
実際にMacBook Airと同時にUSB Type-AポートでiPhoneを充電したところ4.9V/2.3A程度まで出力が下がってしまっていた。このことからMacBook Airを充電する際は、単体で充電したほうが効率が良さそう。
同電源タップの各種ポートやコンセントを含めた最大出力は1,400W。電子レンジやトースターなど消費電力の大きなもので使用する場合には注意する必要があるものの、一般的な家電製品であれば大概は問題なく使えるはずだ。ただし、電圧が100Vにのみ対応しているため海外では使用できない点に注意が必要となる。
ちなみに、上記写真は筆者のデスク環境に 「CIO ハイブリッドマルチタップ」 を使用してみた時の写真。
HomePodやApple TV、PS4などのAVデバイスの電源ケーブルを多く収納するケーブルボックスだが、これらのデバイス毎に全6口の電源タップを使っていたため、ほぼ全てのコンセントを埋めてしまっていた。
しかし、「CIO ハイブリッドマルチタップ」 を導入したことでさらに多くのコンセントが利用できるようになっただけでなく、新たにUSBポートも拡張できるように。今後はここでiPadを充電することになりそうだ。
「CIO ハイブリッドマルチタップ」 の魅力は、マルチ電源タップでありながらUSB-PDに対応しているため、MacBook AirやiPad ProなどUSB-C対応デバイスをケーブル1本で充電できる点にある。また、マルチ電源タップとしてはとてもコンパクトなので、持ち運びにも最適。もし出先で電源タップとUSB充電器が必要になる方は同製品の購入を検討してみてはどうだろうか。
ちなみに、同製品にはUSB-PD対応モデルの他に、姉妹モデルとしてQuick Charge 3.0対応モデルも用意されている。USB-PDが必要でない場合はQCモデルを検討していただきたい。