11月28日、Googleは米国で提供しているモバイル通信サービス 「Project Fi」 の名称を 「Google Fi」 に変更することを発表した。この変更に合わせてサービスのロゴも変更され、同サービスの提供者がGoogleであることが、一般ユーザー目線で分かりやすくなった。
また、今回の名称変更と同時に、iPhoneも正式サポート端末に加えられており、アクティベーションも含めiPhoneで同サービスの利用開始ができるようになっている。ただし、現段階ではベータ版という扱いになっているため、Android端末に比べると少しだけ手順が異なるのだとか。ちなみに、iPhoneの他にも複数のAndroid端末が正式サポート端末に加えられている。
「Google Fi」 (旧Project Fi) は、米国内で提供されている安価な通信サービス。音声通話サービスとSMSが月額20ドルから、これに加えてデータ通信量1GBに対して10ドルずつ課金していくものになっている。
米国内であればT-MobileやSprintなど主要キャリアが利用できる上に、利用できる国は170カ国以上と多いため、世界を股にかけて仕事をする人にとってはとても便利なサービスとも言えるだろう。ただし、利用できる人は米国に住んでいる場合に限られるため、日本のユーザーが利用するにはややハードルが高い。
ちなみに、今回の名称変更とサポート端末拡大を記念する形で、Googleは本日限りのキャンペーンを実施する。Google Fiの公式サイトから端末を購入した場合、支払額に相当する金額(税金除く)をデルタ航空やサウスウェスト航空のフライトやAirbnb、Hotels.comで使えるギフトカードとしてキャッシュバックする。
もしくは、すでにGoogle Fiに対応している端末からサービスに申し込む場合については、今後の請求額から最大で200ドルの割引が受けられるとのことだ。