3月に発表されると噂の新型4インチ型iPhoneの「iPhone 5se」は、リスク分散のために、2社体制での製造になるかもしれない。DigiTimesが伝えている。
「iPhone 7」も複数企業で製造へ
DigiTimesによると、Appleが3月の新製品発表イベントで発表すると噂されている新型4インチ型iPhoneの「iPhone 5se」は、従来から製造を依頼しているFoxconnに加えて、Wistronが製造に携わると伝えている。
Appleは台湾メーカーのFoxconnに高い信頼を置いているが、「iPhone 5se」の製造遅れなどのリスクを考慮したためと見られており、「iPhone 5se」の製造分の一部をWistronに発注したとのことだ。
また、次世代iPhoneの「iPhone 7 / 7 Plus」の製造も複数社での製造になるようで、4.7インチ型Phoneの「iPhone 7」はFoxconnとPegatronが、5.5インチ型iPhoneはFoxconnとWistronが製造を担当するとのことだ。
Wistronについては、以前「iPhone 6s / 6s Plus」の製造を一部担当するという噂もあったように、度々サプライチェーンの仲間入りをする可能性が指摘されてきた。もしAppleが上記のようなリスクを考慮しているのなら、製造の一部をWistronに発注するのは十分あり得る話ではある。
「iPhone」の販売国は年々増えており、スマホ市場が拡大している状況で、発売開始から同時に品薄になる現状を変えたい思惑があるのだとすれば、今後は複数企業での製造が普通になることもあるのかもしれない。
[ via DigiTimes ]